『舞音-MANON-』感想・2

『舞音-MANON-』初日の感想の続き。

ちゃぴのマノンは悪女じゃない。
「私はあなたを滅ぼすかもしれない」というセリフの似合わなさったら。

結果としてまさおシャルルは破滅してるのでしょうが、設定はともかくとして、本人の持ち味がもう……。
「ピュアな色気」を出せと景子センセイに言われたようですが、ほんとにそうです。ピュアです。さわやかどまりです。
ファムファタル系美少女じゃないよなぁぁぁぁぁ。

一夜を過ごしたあとの生腹を出してのシーンはよかったです、はい。
でもこれも色気というよりさわやかさになっちゃうのよね。

でも本人の持ち味だけじゃなくて、マノンの描き方そのものにも原因はあると思う。
男を滅ぼす悪女じゃなくて、貧しさを知っているがゆえの可哀想な少女って感じだった。
くらげちゃんのホマが盗みを働いたときに「持って行きなさい」と宝石を握らせるところなんかが特にそう。
「ひもじさに」云々歌っていた退団公演のあすかを思い出したわ。

あと、一夜を過ごしたあとに兄(たまきち演じるクオン)を迎えに来させて、シャルルにぶたれるところも。
蠱惑的な感じが薄い。
ぶたれるまで本気でわかってないところがたしかに子供みたいである。
これがアンニュイな可愛さというものなのだろうか。

「帽子気に入ったわ!」って追いかけっこしてるのは可愛い。
(そしてこの帽子をかぶってるのに『明日への指針』を思い出した)

悪いやつを悪いやつとして描ききらない、悪い人にもそれなりの背景や理由があってやむなくそうなってるのよ! な作りは登場人物の深みを出すようでいて、ときに作品をつまらなくするもんです。
もちろん悪女じゃない=ダメ、とは言い切れないけど。
それとも、私がマノンは悪女であるべき! という思いにとらわれすぎてるのかなー。

今週末、また観に行きます。
受ける印象が変わってるといいんだけど。

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