『カルーセル輪舞曲』感想・5

月組,専科

image

●みつるの「ウェルカムトゥタカラヅカ!」からロケットがスタート。
え、ショーも終盤ですが……などと無粋なことを言ってはいけない。
はつらつとしたロケットは宝塚の華です。

●黒燕尾は飾りのないシンプルなもの。

たまきちはトップなりたてでこれからなんだから、盛り立てるような感じで飾りをガンガンつけてもいいんじゃない?という気もするけどまぁいいか。
たまきちは黒燕尾を着てもがっしりしてて似合う。
そして、真ん中が似合う人だなぁ。

異例な若さで大劇場の真ん中に立つことになったけれど、ちょっと早かったかなと思う以外は文句はありません。
トップと組子の関係はきっとさまざまで、若いトップさんを盛り立てるために、弟妹や子女を気に掛けるように組が団結するという形もあるだろうし。

・黒燕尾に白ドレスの娘役が絡んでいく振付がとてもきれいだった。
白ドレスは正義だなぁ。

・退団者のまん・ちゅーがピックアップされるように踊っていたのには泣いた。
で、マイ楽が終わってから実は後方ではルイセ・みっこが組んでいた踊っていたらしいことを知る……。
せっかくだからこの2人も前列に出してあげて。でないと気付かなくてちゃんと見送れないから。

・隊形が変わって大階段のセンターにまゆぽんがいたのはびっくりした。
なぜ!? 嬉しいけど。

今回は歌が得意じゃないみつるがばんばん歌っていたんだけど、1曲だけでもいいからみつるの分をまゆぽんに回して、代わりにみつるが大階段センターじゃだめだったのかなぁ。
みつるは通し役「水先案内人」だからなかなかそういうわけにはいかないだろうけれど。

●デュエットダンス。

芝居・ショーともたまきちがちゃぴをガンガン回していた。
ありがとうたまちゃん!
デュエダンがなかった前公演(ノブナガ/FL)のぶんを取り返しているかのようだ。

2人とも幸せそうな顔で、特にたまちゃんのちゃぴを見る笑顔がよくてこちらまで幸せになった。
娘役にあたたかな視線を送れる男役さんに包容力を感じる。

●エトワールは泉里ちゃん。おめでとう!
可愛くて歌がうまくていろいろできる娘役さんのエトワールは嬉しい。

3日の放送では今一つと感じた歌だけれど、ナマで聞いたらとてもよかったです。
放送されたものは初日明け早々で緊張してたのもあるだろうし、劇場空間の魔法がかかってるのもあるだろう。

・パレードではありのあとにあーさが降りてきたのにびっくりした。
これまで下級生のありのほうが扱いがよかったからさ。
でもこれは「抜いた(抜き返した?)」というよりは組替えご祝儀で、1回こっきりのことだから起こったことなんだろう。
それでもこうやって気を使ってもらえたことが嬉しい。

0