東宝エリザ観てきた・4
●ゾフィーはタータンの回でした。
私にはたぶん、初・生タータンかな。(現役時代はヅカファンやってなかったし)
歌も芝居も素晴らしかったです。
歌えて芝居のできるOGの強さを感じます。
美声が心地よかったー!!
東宝版なのでゾフィーの亡くなる前に歌があります。
厳しくしたのは国のため、だけどそれが崩壊してしまう……というような歌。
東宝版はシシィに対して突き放した目でエゴイストとして扱っているため、こういう歌が入るのですね。
●ハマコ先生はシシィの母・ルドヴィカとマダム・ヴォルフ。
シシィが王妃になると決まったときの「(ヘレネじゃなくシシィでも)私の娘に違いないわ」と明るく歌うのが(笑)。
そうだよなぁ、ヘレネには気の毒だけど。
一筋縄ではいかんというか、強いというか、したたかというか。
ルドヴィカの人間性に思いをいたしました。
・マダム・ヴォルフは迫力。
まさに女衒。
お店が宝塚版に比べてえぐい感じ(ほんと、どんなプレイでもお金次第!)なので、娼婦たちを統べ、男たちを手玉に取るパワーがすごい。
宝塚版だとよく「マダム・ヴォルフが一番の売れっ子」「ナンバーワン裏メニュー」風なことがよくありますが、ハマコ先生のはそんな感じはまったくありません。
思いっきり女衒です。
毒気がすごい。
●トート閣下は井上さんでした。
お名前は存じてましたが(昔、妹がヅカにいたな、という形で)たぶん初めて見たような。
歌、うまいです。
上手い歌っていいなぁ。
井上さんのトートは、いつの間にか背後からぬるっとやってきてるような感じで――猫?
じわっと攻められるような印象を受けました。
●この子上手――!! と思ったのが少年ルドルフの池田くん。
可愛くて上手いって最強だ。
ディスカッション
コメント一覧
楽しみに、のぞかせてもらってます。ご縁があるのか、どうも、同じ回を観てたようです。東宝版は、今回、装置も、キャストも一新され、エリザ母とマダムボルフ、エリザ父とチェップスが一人二役になったのは、今回からで、今までは別の人がやってました。
井上くんは、大学に講義に来てた小池先生に自ら売り込んで、東宝初演エリザのルドルフでデビューしました。妹さんは、だいぶ前に、退団されましたが、花組でだいもんと同期だったので、井上くんも、だいもんのことは、だいもんと呼んでました。
ちなみに、今度、放送される小林一三のドラマでは、長男役兼、ナレーションをしてます。
>mize.24653 さま
今回が初めての観劇なので装置が一新されてるのは知りませんでした。
面白かったです。
井上さん、自ら売り込んだとは。行動力ありますね。
でもこうして活躍されているのはさすが。
小林一三のドラマに出られるのは知りませんでした。
楽しみです。