『La Vie』感想・3

OG

『La Vie』大阪公演初日に続いて千秋楽(8月24日16時公演)も観てきました。
公演が素晴らしかったのと、エリザ観劇の予備日が空いたので急遽追加。
最前列で観てやったぜ ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

・ゆうひさんとタマラの距離が近づいている気がしました。
具体的にどこがどうという説明はできないんですが。

タマラの演技はやはり素晴らしい。
当たり役と言うしかないんじゃないでしょうか。
よくこんなぴったりな素材を見つけてきたなぁ……!

気品があってお茶目で頭がよくて美しい貴族育ちのおばあちゃん。
老いたタマラの、若いときとはちがう声音が素晴らしい。
こういう人、ほんとに外国にいそう。

そして命尽きるときの演技が真に迫るものでした。

・2幕終わり、白い髪に白い衣装で出てくるあたりからの舞台の密度がとてつもなく濃かったです。
そして「ゆうひさんって底なし沼だな」と思いを新たにしました。

歌もダンスもけして得意ではないし、独特な顔だし、雰囲気も独特だし、芝居は上手いと思うけれどそれもたぶん観る人によるでしょう。
けれど、「なぜこの人は……」と気になって仕方ない。
そして「この人で観たい」「この人にやらせてみたい」と思わせるものがある。

明るく目立つというのではなくて、気づけば視線が引き寄せられ、見たあとになにかが澱のように残る。
ほんとうに不思議な人です。
演出家のインスピレーションを引きだすタイプの人だと思います。

・そういや1幕終わりのラファエラとのダンスが、2日前に観たときよりセクシャルになってたような気がする。
あんなに股間に近いところに互いに手を這わせてたっけ……?
初日は2人の関係に精神性を強く感じ、はっきり言えば、タマラがラファエラを追っかけているように見えたんですが、千秋楽は「デキてます」感が強く感じられました。

・千秋楽といっても特別なごあいさつはなかったような気がするんですが、カーテンコールは何度も行われました。
何度目かにはスタオべも。

カーテンコールでまず1人で出てきてはほかのメンバーを呼ぶゆうひさん。
その手つきが「こっち来いよ!」的に男らしかったり、ふにゃふにゃかわいい感じだったり。
そのパターンだけで楽しめました。

何度目かのときは、ゆうひさんの後に続くいいむろなおきさんが壁のマイムをしながら登場し、ほかのメンバーもそれに合わせてみんなで壁のマイムをしていました。

退場時、いいむろさんが塀のようなものを超え、そこに咲いていた花1輪をゆうひさんに手渡すマイムをしました。
ゆうひさんもそれを受け取り喜んでいました。
粋ですねぇ。

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Posted by hanazononiyukigamau