『JIN-仁-』感想・1

雪組

雪組大劇場公演『JIN-仁-』10月20日(土)、21日(日)のそれぞれ15時公演を観てきました。

作品の知名度のせいかどうかはわかりませんが、観にいった2回とも立見の出る盛況ぶりでした。
いくらトップコンビの退団公演、それも土日とはいえ、ムラの公演で立見が出るなんてねぇ…。
すごいわ。

●前にも書いたけれど、今回の芝居は原作の上のほうをちょこちょこつまんで流した感じで、物語の深みよりもお客を退屈させないテンポのよさを、作品としての完成度よりも組子への見せ場を優先させた舞台作品だな、と感じました。

私個人の好みとは少々ずれるけれどこれはこれでいいなぁ。
下級生ファンなら特に嬉しいでしょう。何の役かわかってるから探しやすいし。
ジェンヌさんも小芝居をやりほうだい。

それに、退団公演だからがっつり通いたいのよ! というタイプの人にも、飽きないつくりになってるから安心してチケットを買えるというのはありがたいはず。

●アドリブも入れやすそう。

仁先生が咲に結婚指輪を渡した場面、土曜の公演で、そこにやってきた龍馬のちぎたさんはブリドリのチギホタのダンスで笑いをとってました。
「SAGIRHYTHM」だっけな。

日曜は傘を手に片足ずつ出しながら回るような動きでした。

●ヒメ演じるおばあちゃんが診療所から帰るときのセリフも毎回違うのかな。
日曜は「明日は1回だけ来ようかね」と。これは月曜が1回公演だからかな。

土曜は2回くらい来よう、みたいなことを言ってた気がする。(3回だったかも)

●サイトーくんは映像を使わないと死ぬ病なんでしょうか。
今回はあんまり効果的だと思えなかった。
ていうか、あの変な赤ん坊の絵は冷めたぞ…。

●白波五人男のような戦隊物の自己紹介のような歌舞伎役者のシーンは楽しく観た。
ぶっちゃけ物語上は必要ないシーンなんだけどね。
まぁ、ジェンヌさんを観にいくというのも宝塚のスタンスであるからして、これはこれでいいのだ。

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Posted by hanazononiyukigamau