雪ベルばらフェルゼン編感想・4

2021-02-13雪組公演感想,雪組

●ソルさん国王が落とした箱を拾ってはけるのは弟のにわさん。
あんなにお兄ちゃんのことを嫌ってるのに。実は好きなんじゃないかと思ってみてました。
(単に下級生だからだろうけど)

●国王は侍童に王妃とお茶の時間だからとせかされるのに、肝心の相手の王妃は国王のお茶など念頭になさそうにフェルゼンと逢い引きである。
さすがの奔放さ。

●「私だって我慢している」というフェルゼンに「それしきの努力では足りないのだ」というオスカルによく言った! と拍手したくなる。

●ひどすぎる国境破りのシーンを鞭と馬車、雪組歌唱的なぐいぐい押す歌でどうでもいい気持ちにさせるえりたんすげえ。

パワフルです。
このわけわからんけどとにかくすごいのが「宝塚歌舞伎」のベルばらをやるうえで求められる能力なんだろう。
脚本が破綻しているだけに、余計にそう思う。

脚本がひどいし演出もタルいのに呑まれて最後まで観てしまったわ。

●プロローグのあゆっちの歌とパペットの踊りはけっこう好き。

●市民の中に熱い動きをしている人がいるなと思ったらゆめみちゃんだった。
ベルばら3回目(だったっけ)にして念願のバスティーユらしいですね。

また、市民の中で旗を振ってるのがにわさんだったのにぶっとんだ。
こ、国王の弟であんなに市民を馬鹿にしてたのに!

●翔くんのベルナールは革命が成功する気がしない。

ロザリーがしっかり者きゃびいなので、手綱を握ってるのはロザリーです。
でもしっかり者なのでベルナールにそれを気づかせたりはしません。

翔ベルナールは革命の原稿をちゃんと書ける気がしません。
きっとロザリーがさらりと手助けしてます。
どう書いたらいいかとぶつぶつ言うベルナールに世間話をするようにヒントを与えたりします。

原稿がきちんと書けなくてうんうんうなってるうちに寝てしまい、その間にロザリーがベルナールの筆跡に似せて続きを書いておいてくれます。
目覚めた彼は「原稿が途中だった……あれ、できてる? そうか、ちゃんと書いてから寝たのか」と1人で納得します。
あるいは「妖精さんのしわざ……、いや、革命の天使がぼくに微笑んでくれているのだ!」と不思議なことを考えてるかもしれません。

なんか、そんな妄想をしたくなるベルナールでした。

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