『GOLD SPARK！』感想・２
感想続き。
●全体的に、ダンロマを残念にした感じの作品でした。
（念のため書くけど、これは出演者の良し悪しとは無関係）
男役９人のところは「月色男子」みたいだったし、中詰「ホットスタッフ」の娘役衣装もかなり似た感じの色合いだなぁ。
まぁいいけど…。
●がおりちゃんは顔の造作が恵まれてるとは思わないけど（失礼）、舞台ではそれを微塵も感じさせないほどにかっこいい。
視線のキメ方が堂に入ってる。
特にちぎたさんセンターで男役９人が銀橋に出てくるところ。
色気があって求心力があると思う。すごく惹きつけられる。
●この場面に最下で入ってる９７期の永久輝くんは人気出そうな顔だねぇ。
パレードはダブルトリオだし芝居では歌舞伎５人衆の中にいるし、推されてる。
成績もいいみたいだし有望株だ。
（ちなみに成績は入団時も研１試験後も期全体で６位）
●ロケット前の大ちゃんときんぐの歌は聴いてるこっちが罰ゲーム状態だった。
もう笑いしか出てこなかった。
なに歌ってるのかわかりゃしねぇ（笑）
曲は「スカイハイ」。
「スカイハイ」については『宙 ＦＡＮＴＡＳＩＳＴＡ！！』で蘭寿さんがとっても素敵なお歌を聞かせて下さった記憶が強いので（あれは伝説すぎる（笑））、「この曲はとんでもない人に回ってくる運命なのか」とつっこまざるを得なかった。
実際のところは普通に上手い人に回ってくることもあるんだけど、そうじゃない人が歌ったときの印象が強烈すぎるんだろう。
そんな大ちゃんはきっちり２階席方向にウィンクをキメてハケていかれた。
雪組にきても大ちゃんは大ちゃんだった。
●桜花ちゃんは相変わらず素晴らしい表情の持ち主であった。
ロケットでもパレードの大階段でも、ちょっと動くたびにちがう表情してるもんなぁ。ほんとに表情筋が発達した娘だ。
いやぁ、マジで楽しいわこの娘役。
正直なところ路線に乗るとか出世するとかは思ってないので（失礼？）、彼女が退団するまで私も彼女も楽しくいれたらいいなぁと思う。
●中詰付近で「リベルタンゴ」をキムみみが踊るところ。
キムラさんが黒系の表情になっているのは今までにも観たことはあるんだけど、みみちゃんまでもがそういう感じになってるのが珍しい。
２人が互いを試すように駆け引きをしてるの。
悪そうなみみちゃんって新鮮だ。
そして、そういうのも似合うようになったのねぇ。これもキャリアだわ。
２人の丁々発止のやりとりの呼吸がすごくいい。息があってるというのはこういうのを言うんだろう。
この２人の退団がつくづく惜しい。
