卒業式の前に
地味にせつない夢をみました…。
夢なので設定がむちゃくちゃなんだけど、ヅカとマリみてがまじった感じかな。
オチはありません。
時は3月。
今日は卒業式。
みんな卒業(退団)していきます。
そんな中、必死で働いているみなこ。
彼女は次期トップ娘役であり、今日、現トップ娘役のとなみが辞めるので彼女らをきちんと送り出す使命を負ってるのです。
顔が緊張でガチガチになってます。
いっぱいいっぱいです。
私は上級生なので橋の上から走りまわるみなこをぼんやり見下ろしてます。
ヒマです。
夕方になって、本日の主役たちが峠道のようなところを歩いてきました。
卒業生と、卒業生に言葉を贈る人が一人づつ。
みなこがツアコンのような赤い旗を持って先導していきます。
私は橋の上から内心つっこみます。
みなこ…、それ娘役の表情じゃねーぞ。
ますますひどい顔になっていました。
緊張に加えて涙を堪えているがゆえのドえらい顔。
目、見開きすぎ。
ゾロ新公でがおりがあいさつしてるときの顔を思い出していただければよろしいかと…。
とはいえ、仕事をやり遂げねば! という気負いが感じられてけなげです。
山の中腹の広場っぽいところで卒業セレモニーが行われます。
卒業生のあいさつや、卒業生に対して一人づつ言葉が贈られたりします。
そしてクライマックス。
ばばばばばん!
という大きな音とともに対岸の山に大きな文字が。
ア・ビヤント!
大文字焼きの要領で映し出されました。
……式はつつがなく終わり、後片付けを残すのみとなりました。
みなこが橋の上からぼーっと式を見ていた私に気づいたようです。
「…お疲れ。アレ(先導)って研いくつがやるとかって決まりあるの?」
「ないですよ。卒業生でも(言葉を)贈る係でもない人であればいいみたいで」
じゃあ来年もみなこがやるわけか。
来年はとなみが卒業するわけじゃないからちょっとはマシになってるかな。
「来年は一緒に頑張りましょうね」
言いながらみなこは仕事に戻っていきました。
来年は私も卒業生を送る責任ある立場(=トップ)になるので。
が。
「そーね」
と言いつつも(卒業式前に辞めるけどね)という言葉を呑みこんでいました。
実力があるわけでもない。
人気があるわけでもない。
トップになれるのは政治的配慮とめぐりあわせ以上のものはなにもない。
だから辞めろと言われる前に辞めてやろう。
これは意地だ。
そう思いながら一生懸命仕事をするみなこを見下ろしていました。
――――ほんとにオチがないな。
書いてて胃がキュウキュウ痛む感じだw
たのむからこんな正夢はいらん!
でも一生懸命なみなこがかわいかったのでよしとする。
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