はい。
きりやんの「アヴェ・マリア」(『DORMI BACH』に収録されてるバッハ=グノー版)をダウンロードして聞いてみました。
一言でいえば「面白い」かな。
面白いって、変だという意味じゃないんだけど。
なんでそう思ったのかをつらつら考えてみました。
まず声。
男役なんだけど男役として歌ってるわけじゃない。
けど一般の女性として歌ってるわけでもない感じ。
声は低いんだよね。けっこう低いキーで歌ってると思う。
けれどいつもの男役の歌い方をしてるわけじゃないから、それが面白いと思った原因なのかも。
それと、このCDのコンセプトが「眠りを誘う」的なものだったと思う。
で、きりやんが一生懸命眠りを誘うような歌い方をしてるのね。
あの滑舌最強のきりやんがゆったりめな発声を。
ぼわーん、とした歌い方をしてます。
いつものスパーンとした声の出し方は封印です。
だから「面白い歌だなぁ」というのではなく、「きりやんが珍しいことしてんなぁ」ってところでしょうか。
言うまでもなくきりやんは歌がすごく得意だけど、こういう歌は得意分野じゃない気がする。
本領発揮するにはキツい部門。
畑違いの仕事を与えられた感じ……という言い方で合ってるのだろうか。
とはいえ。
それでもやっぱりすごく上手いし、いい声してる。
「きりやんの歌って~」という先入観(思いこみ?)がなければ素直に絶賛できると思う。
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