『EXCITER!!2018』感想・1

2021-02-13花組公演感想,花組

金沢で『EXCITER!!2018』を観て感じたこと。

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今回の全国ツアーは、主演がトップさんではなく、ヒロイン格の娘役も明確ではなかった。
『メランコリック・ジゴロ』はフェリシアがひっとんだったこともあって芝居のほうのヒロインはひっとん、『EXCITER!!2018』は華ちゃんがプロローグ終わりのソロや中詰のセンターを務め、一応はショーのヒロインは華ちゃんと、トップ娘役の役割や立ち位置を分け合った形になる。

それはそうと、ひっとんのダンスがすごかった。噂に聞いていたハバナの場面ね。
ちゃぴのアフリカンダンスを思い出した。
立ち役系娘役だなぁ。

小顔でビジュアルいいし、技術も高いしで素敵な娘役さん。
ただ、立ち役感が強すぎるせいか、男役の相手役としてとなるとむつかしいな……と感じた。相性という意味で。

ちゃぴの本領が発揮されたのが、ほんわりと大らかな雰囲気のあるたまちゃんと組んでからだったように(異論は受け付ける)、悪く言えば薄味の男役さんと組んだほうがひっとんの魅力は生かせるはず。
かれーちゃんとだと、強い光を発するもの同士でぶつかり合い、食い合うような印象だった。
ひっとんは、かれーちゃんとよりはマイティーのほうがしっくりきたように感じた。マイティーがほんわか薄味だとはみじんも思ってないけど!

華ちゃんは残念ながら技術力が低い。(芝居はいいけど、歌とダンスは……)
そのうえ、スタイルもあまりよろしくない……中詰のクラブシーンの衣装、スリットからのぞく太ももは太ましかった。
泣ける。

けど、おそらく誰とでも相性がいいのは華ちゃん。
萌えもある。

娘役というものはむつかしい。
可愛いだけでは困るし、巧いだけでもうまくいかない。巧くて可愛いひっとんですら、男役と組むことを考えると悩ましい問題に行き当たる。

と、そんなことを考えた『EXCITER!!2018』だった。
(そして姉に「そんなこと考えながら観てたの!?」「信じられねー」と驚かれるのが毎回の流れ)

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