『宝塚歌劇 〈なつかしさ〉でつながる少女たち』という本を読みましたよ。
卒論が元となった研究書です。
宝塚少女歌劇ができて10年ほどのころの『歌劇』の「高声低声」にみえる「なつかしい」という言葉をキーワードとして宝塚歌劇に迫ります。
孫引きですが、
喜久子さま、ほんとに私はあなたが外のどなたよりもなつかしく思ひますの。(略)ほんとうに私の好きななつかしい喜久子様。優美な姿と美しい淋しい唄の高浜喜久子様よ。
天野香久子様、露子さまの次に好きな香久子様、(略)私はなんだかあなたがなつかしくてなつかしくて仕方がありませんの、妹の様に思はれますの、
おなつかしい露さま、しつかりお奮ひ遊ばして私等のよろこびを一層大きくして下さいませね。
引用される「高声低声」のことばの甘やかさに、知らず、こちらまで乙女心が揺り動かされます。
(私はやはり万年少女の気質が強いんだろうなぁ……)
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