『神々の土地』感想・8

・ずんゾバールの熱さがすごい。
あの熱さ、黒さ、土臭さ、粗暴さ……。それでいてまだ「宝塚である」と納得もできるきれいさ。
ずんちゃんすごいなぁ。
ずんゾバールの恐ろしいほどの暴力性が、ロシアの大地の御しきれない力であり、人の思惑などものともしない力として映る。

対ラッダ(姉)の暴力的なふるまいはシスコンの一言で済ませていいものかどうか悩む。
なんなんだゾバール。
複雑な背景がありそうなきょうだいだ。

・きよミーチャの回転が速い!

・前楽の日、ラッダのありさに送られる拍手がこれまで以上に大きくて、観客の私までじんときた。
貴族とは違う、ジプシーの力強い歌。
アレクセイがギターを弾き出したときに歌い出すところはいい人だなぁ、と思う。

・ラッダはゾバールの姉ではあるけれど、彼女自身は革命活動家ではない。
けれどイリナが襲撃されるに到って恋人のコンスタンチンから疑われる。
そして疑われたことに異議を言い立てることもできない。
状況としてはそう思われるのも妥当なことだし、襲ったのが誰あろう自分の弟たちとあっては。

辛いよなぁ。

・ツィンカでの「景気よくやれ」の声は誰かと思えばほまちゃん。
やっぱりか!
威勢がよくてずっと気になってたんだよ。(見た目では判断つかず、ル・サンクを読んでわかりました)

・ゾバールたちが革命を起こしている後ろで亡きラスプーチンが登場している。
まさに呪い。
ラスプーチンの死をもって完成する呪いをゾバールたちが現実化しているんだよね。

ここもぞっとするほど怖くて大好きな場面。
ウエクミ、ほんと演出うまいわ!

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