『“D”ramatic S!』感想・3

2021-02-11雪組公演感想,雪組

●ロケットは103期生初舞台生ロケットをベースに人数その他変わるから手直しを入れたもの。
大劇場版の初舞台生用、初舞台生が抜けた東京公演用、そして全ツ用と3パターンあるので作る人もやる人もお疲れ様!でございます。

ロケットは、やはり初舞台生のが至高と思っているのでどうしても縮小した感は否めない。
現役生は初舞台生みたいに時間とれないし、気合も違うだろうし、なんといっても人数が違うし。
40人近くでやっていたのを半分以下の15人でやるとなってはどうしても舞台がさみしくなる。
私が観たのが愛知県芸術劇場という大劇場並みの大きなハコだっただけに、余計に。

センターは星南さん。
芝居・ショーともに娘2格というところかな。
可愛い。
ぐるりと円になったところから高い声を出しながらポンと姿を現すところも可愛い。

あと、規模縮小したとはいえ側転とかいろいろと小技は入れていてジェンヌさんが(運動音痴の私からしたら)人外レベルな人揃いだというのはたしか。

・本公演でひとこがやってたロケットボーイはたわしでした。
小公演ならではの若手の見せ場ですね。

●新トップコンビをメインに据えた「希望」の場面。
この場面だったかその次の娘役の場面だったか、はてさてデュエダンでだったか……記憶が定かではないんですが、真彩ちゃんのドレスの裾捌きがすごくきれいだなと感じました。
ふわっとひらっと、なんかきれいなものを見たな、って。
ドレス捌きの上手い下手はよくわからないんですが、とにかくそう思いました。

歌は抜群にうまいし、お芝居のシャロンはとても良かったし、そのうえきれいなダンスも見せてくれる。
いいトップ娘役です。

●黒燕尾、最高でした。
(感想がざっくりしているのは、いつもこのあたりから特に記憶が怪しくなるからです。容量オーバー。「すごかった」「かっこよかった」という感情の記憶だけある)

●パレードのエトワールははおりん。

大羽根を背負って最後に階段を降りてくるだいもんに送る拍手が熱い。
どれだけファンが待ち焦がれていたかがわかる。

●終演後のご挨拶。

「台風は今も日本列島にとどまっておりますが、名古屋からは出て行って下さり、無事に千秋楽を迎えられたこと、嬉しく思います。ありがとうございます」みたいなことを。

この公演、台風がくるかもとヒヤヒヤしてたんですよね。
東海地方は直撃せず、日本海側を通り、千秋楽のころは北海道上にあったんです。
だいもんの「ありがとうございます」が台風にお礼を言ってるみたいだったものでちょっと面白かったです。
もちろんこれはみんなの念が通じた!おかげで台風がそれてくれた的なことなんだけど、『アル・カポネ』DC千秋楽で天上のアル・カポネさんと交信してたのを思い出しました。

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