
宙組宝塚大劇場公演『PRINCE OF LEGEND』を観てきました。
初日明けての翌日、9月14日(日)11時と15時半の回です。
元の映画やドラマを見ていないのですが、ハイローから喧嘩を抜いて王子選手権にしたみたいな話。ハイローより治安は良い。
テイストは一昔前の少女マンガですが、バカバカしくて嫌いじゃありません。
キャッチフレーズは「トキメキが大渋滞!」だけど笑い多め。
私にはあんまりトキメキの資質がないので「オモロが大渋滞!」に近かった。
おバカ系作品なので、登場人物がみんな可愛い。
いろんな種類こそあれ、どいつもこいつも犬系である。アホ可愛い。
ずんちゃん演じる奏はセレブだけどママの面影を追ってドリーマーだ。
マイティー演じる京極尊人(京極・兄)は3留する素直なヤンキーだ。ついでに成くん演じる京極・弟(龍)はお兄ちゃん大好きっ子である。
こってぃ演じる綾小路葵は生徒会長なのに果てしなく人の名前を覚えられない。和風でいきなり結婚を前提に交際を申し込んでくる。
ナニーロ演じる結城理一はナルシスト系先生王子だが、卒業生を「伝説の王子選手権」に誘ってライバルを増やすくらいにはアホである。
キョロちゃんの天堂光輝はヒロインに憧れる年下の男の子だが、手をつないで「森のくまさん」を歌い出すくらいにピュアである。
雪組から組替えしてきたかのゆり演じる嵯峨沢ハルは、ヒロインのお兄ちゃん(リアル兄ではない)ポジで、ヒロインの彼氏を見定めて切り捨てていくが、高校時代の王子選手権でトラウマを思い出すところがいきなり可愛い。過去になにがあった。
非常にバカバカしいが、可愛くてノリがいいからいっか!的な話でした。
気持ちが高ぶって3時間睡眠だったのに2回とも寝なかったくらいには楽しい。
映像も多用されてた。
事故チューの再現映像とか、壁ドン選手権とか、お姫様だっこ選手権とか。
Blu-rayにオマケ映像で入りそうですね。
ただ、ノリは一昔前の少女マンガだけど、許可なくヒロインとキスしたり抱きしめたりはやめてやれ。
もうそういうのはトキメキじゃなくてスンっとなる時代なのですよ。
壁ドンもなぁ……。
原作からそうだとしたら仕方ないんか?
主演のずんちゃんの曇りなき笑顔が好きだわ。本当にピュア。
かと思うと悪い男もできるし、演技力すごいんよね。
ラストに奏が得る、10代目伝説の王子の称号は10代目宙組トップスターと重ねてある愛なのでしょう。おめでとうございます。
2回ほど登場するばかでかいリムジンのナンバーは12-27だけは見えた。
ずんちゃんのお誕生日だっけ。


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