『王妃の館』感想・3
大劇場で観た『王妃の館』の感想の続き。
書きそびれてたもの。
●ルイ14世の真風。
宮廷衣装に巻き毛の長髪。
堂々たる体格から出る雰囲気に女性らしさは全くなく、ああ、あの時代のあの王はこういう感じだったのだなと納得してしまいました。
(でも今ウィキで調べたら「ルイ14世の身長は160センチ程度しかなく」って書かれてた)
あのスモーク&スライド式登場、笑える。
この21世紀にあっても人力なのか!っていう。
原作からはかなり変更されたキャラですが(というか、バックボーン全部省かれたよね)、ノリノリで宮殿の説明してるのは可愛い。
●ずんちゃんの戸川くん。
原作では玲子の元夫だったのがただの後輩に。スミレコードに守られた一人。
戸川くんは可愛いキャラ。いかにも若手に役を配されそうな子犬系男子。
愛嬌があってほっとけない感じで、そりゃ影ツアーのメンバーも情にほだされるだろう。
アホの子だけど勝ち組だと思う。
ずんちゃんは勢いあるし、ショーではギラギラしてるし、もうすぐ番手もつきそうな感じなので(もうついてるのか?)、こういう可愛い系の役をやってるのがなんだか不思議な感じ。え、今さら?的な意味で。
でも考えてみりゃかれはまだ研10にもなってないわけで、そう思えばこういう役が似合って当然な学年なのか。
下級生とはいえないけど上級生にはならないような学年なのにピヨピヨ感がないから、「うわー、ずんちゃんが若手っぽい役やってるー」って思ってしまった。
●愛ちゃんの金沢。
3番手男役がコレ!?な役。
衣装ヘンだわ、カツラネタ使うわ。
でも役が変であればあるほど愛ちゃんってしっくりくるような。
スタイルがいいという男役の美点を持ちつつも、普通の色男役だと技術やらなんやらのアレさが表に出てしまう。
でも、ちょっと変な役ならば技術その他のアラすらキャラの味付けとして機能するからかな、とは思う。
カツラネタのアドリブ、毎回大変だなぁ。でも面白かった。
なんか愛ちゃんの人のよさが出てた。
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