『Apasionado!!III』感想・6

月組

●ラグリマはきれい。
浄化されるようです。

マチョ(たまきち)とサナンド(ちゃぴ)が死んだシーンからつながるんですが、2人は天国で転生したってことでいいんでしょうか。
髪型もうっすら獣っぽいようなそうでもないような……。
役名はアパショナードとブランコに変わってるのでどうだろうなー。

●とし・まゆぽん・れんこんのトリオで歌う。
ギラギラしてるのに渋かっこいいという。なんなんだこれは。

●ロケットのセンターはるね。
黒ピンク系の、こういうゴスっぽいのほんとに似合うな!

●ちょっとだけたまわかばデュエットダンスをしてたのはここだっけな。
同期!

今回のわかばは男役さんのデュエダン担当みたいでした。
ちゃぴさんが「女役」系の貫禄を出してたので、そのぶん「娘役」成分補充……みたいな感じもする。
サイズも娘役だし。

・この流れからの男役ダンスが好き。
音楽もかっこいい。テンションの上がる曲。
しばらく耳に残った。

・『Bandito』のときに思ったんだけど、たまきちは男役に囲まれているのが似合う。
全力で頑張ってみんなを率いていって、回りもたまきちを盛り立てるかたちでそれに応えるというような。

だから「トップ男役」という座はたまきちにとても似合いの場所なのだと思う。

・たまちゃぴのデュエットダンスはフラメンコを超えて闘牛そのものの印象を受けた。
たまきちがトロでちゃぴがマタドール。

命がけで愛しあうようなデュエットダンスが、芝居の『激情』を思い起こして、より感動的。

●今回の全ツで感じたのがちゃぴのメスライオン感。

貫禄出たなぁ。
でもこういうの嫌いじゃないです。

「娘役はかすみ草!」的な理想を持っているファンとは相容れないだろうなと思いますが、存在感のある娘役は大好きなんです。娘役なくして私には「宝塚」はございません。
もう娘役なのか「女役」なのかわからないと言えばわからないんですが、その辺は別にどうでもいいや。
ちゃぴさんって良くも悪くも「添え物」的な居方ってできないし(笑)。

・で、お友達に言われて気づいた、フィナーレでのちゃぴさんの大羽根。

主演のたまきちと同じ……?
サイズもだし、雉羽根の数も一緒かな。けっこうな本数が生えていた。
ナイアガラこそないものの、娘役としてはこれ以上ないような大羽根を背負っていた。

たまきちは主演で次期トップとはいえまだ月組2番手だし(それもほやほやの)、それにひきかえちゃぴさんはこの座について4年ほどのベテラントップ娘役だし。
そういう関係だと、トップ娘役もすごい羽根を背負わせてもらえるもんなんだなぁ……と感動するやら納得するやら。

●「ちゃぴさんのトップ歴って4年でよかったっけな」と、ふとウィキでぐぐったら、

・2012年4月23日付で、龍真咲の相手役として月組トップ娘役に就任。お披露目公演は『ロミオとジュリエット』。

4年前の今日でしたか。
おめでとうございます。
こんなに長く見られるとは思ってなかったよ。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau