高価な所有意識
最近読んで面白かった本。
ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』、ハヤカワ文庫で出てます。
行動経済学という分野の研究ですが、すごく読みやすくてウィットに富んでいて超おすすめです。
その中に「高価な所有意識 なぜ自分の持っているものを過大評価するのか」と題された章があります。
簡単に言うと、自分が手にしたものは(他人が持っているときより)価値があると見積もりがちだという話。
それをデューク大学で行われるバスケットボールの決勝トーナメントのチケット(入手するのがめちゃくちゃ大変)の素人ダフ屋価格などによって明らかにします。
チケットの所有者は、それを平均2400ドルなら売ってもいいと考えている。
非所有者の希望額は平均175ドル。ここまでなら出してもいいと考えている。
およそ14倍の開き。
これで思い出したのがタカスペのチケット。
↑ は11月1日段階でのチケ流価格。
1列目とはいえ59万とかキてるわー。
たしか、このときはまだ中継があることも発表されてなかったしね。
↑ こちらは今日(12月13日)現在の。
だいぶ価格が落ち着きました。
売値と買値の希望に14倍の差まではつかないだろうけど、どのくらいの差があるか興味深いところではあります。
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