『舞音-MANON-』新公感想・6

2021-01-31月組

●ギョーム・ベロンとその部下を演じた3人(ぎりぎり、颯希くん、周旺くん)はいい声揃いでセリフを聞くだけで耳福であった。
芝居声がいいのっていいよねー。
3人とも貫禄ありました。
フランス警察のインドシナにおける強さを体現していました。

●ナガさんの役・ルロワ総督には春海くん。
『A‐EN』に引き続きおじさん枠ですが、なんの違和感もない。
こういう人が脇にいると安心する。

●研2の新くんは、本役がゆうきのセルジュ・ルーシェと、トゥーランの屋敷を訪れる政府の役人の2役。
(ほかにも祭りのダンサーとかやってたけど)
めっちゃしゃべっていた。セリフの多さにびびった。

芝居については「がんばれぇぇぇ」という気持ちで観ていたもので(知り合いでもないのに勝手に近所のおばちゃんモードに入る)、上手かったのかヘタだったのかすらろくに記憶にないんですが、えーと、白軍服ですよ。
白軍服姿がとんでもない。
もはや浮いてるっつーか異次元というか……。
2.5次元揃いなジェンヌさんの中でも「なんなのそれ!」と言いたくなるような2次元っぷりでした。

長身と小顔ぶりがすごくて、あらためて何頭身なんだと。

●クリストフの妻・アンヌ=マリー・モラン役のはーちゃんは、新婚の可愛さがありました。

●イヴォンヌ・ド・ルロワ役にはたんちゃん。美しさと落ち着きのある演技。
総督夫人にふさわしい気品もある。

●ダンスホール『La Perle』の歌手・ベル役に茜さん。
こちらもよかった。
美穂姐の若いころってこんな感じだったのかなぁ、とか思いました。
本公演のショーでの扱いからしても歌職人枠に行きそうな感じ。

●水の精霊で、「もう一人のシャルル・ド・デュラン」と愛のダンスを踊る役は泉里ちゃんでした。
動き、きれいだったわ。
彼女の柔らかさと透明感が好き。

●マルセル・フェリ役には優くん。
本役は同期のまゆぽんですが、独自のマルセル像を作り上げていました。
血気盛んな若者で、印象に残りました。

●民族主義運動を行うカオ役に夢奈くん。
上手かったんだけど、なんせ本公演の役と近くて違いを見せづらいのが気の毒だ。

●モーリス・デュラン役にじゅりあん。(本役はあちくん)
研1にしてちゃんと男役のいい声でした。

●シャルルに傘を売りつける役を舞雛ちゃんがやっていたような。
可愛かったー。
ちょっとした役だけど上手いよね。

●今さらですが、あーさがきれいな金髪になっていて、本公演は黒髪なのに頑張ったなぁ……と。
新公のあとにも黒を入れなおしたっぽいですが(でも茶色っぽくなってた)、東京の新公ではまた金髪にするのかな。

頑張れ髪の毛。

●最後のご挨拶はあーさが。
新公主演者だし、ちゃぴが出ていなかったので新公の長でもあるんですよね。

あーさのご挨拶を見守りモードで見つめるはーちゃんと、最後の新人公演の空間を愛おしむように客席全体を見渡すたんちゃんが印象に残っています。

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