『TOP HAT』感想・1

宙組梅田芸術劇場公演『TOP HAT』3月29日(日)12時公演と16時30分公演をダブル観劇してきました。
肩のこらないハッピーミュージカルでダンスがふんだんにあって楽しかったです。
登場人物もキャラが立っているのがいいですよ。

・中でもすっしーさんがすごかった。
すっしーさんだけで通える。

すっしーさんはホレス・ハードウィック(かいちゃん)の付き人・ベイツ役。
1人で登場するシーンだけでも不思議な雰囲気を漂わせて存在感を見せ、かいちゃんらと絡むところではセリフの間やたたずまいで笑わせる。
これぞすっしーさんな可笑しさ。

ヒロイン・デイルをつけていくための変装が楽しい。
あのゴージャスなマダムの女装は意味があったのか謎だけど、それもまたよし(笑)。

ベイツは最後はジェリーとデイルと縁付ける(というか、アルベルトとの仲を確定的なものにしない)役目も果たします。
舞台を引っ掻きまわして笑わせるだけの役かと思いきや……というのがまたイイんだ。
ベイツによって結ばれるというところになぜか泣けた。

・ジェリー・トラバース役のまぁくんはいい主演ぶり。
真ん中の白!って感じがある。

作品がコメディだからジェリーは迷惑な男ではあるんだけど、困った男を愛らしく明るく演じている。
憎めない笑顔で、みんなが彼を愛するのがわかる。
まず彼がみんなを愛しているのを感じるから。

この懐の広い感じがまぁくんの良さだ。
本人の人柄の良さがにじみ出るよう。

誤解からデイルに頬を打たれても、ショックを受けるのではなく「僕を愛してるだって」とめげない明るさが笑えた。
コメディいいなぁ。

・デイル・トレモントはみりおん。
自立型の、ハキハキした女性が似合う。ぴったりの役がきたなぁぁぁぁ!
デイルがまぁくんを懲らしめようと迫る場面も思い切りがあってよかった。

乗馬クラブで雨の中2人が踊るシーンが見ごたえがあった。
くるくると華麗に回るなぁ……!

ドレス姿にセクシーな寝間着、乗馬ズボン姿と衣装がどれもかわいい。
この衣装とっかえひっかえも楽しかった。

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