花組版『TOP HAT』感想・1

花組公演感想,花組

花組梅田芸術劇場公演『TOP HAT』3月21日(月・祝)15時公演を観てきました。
初日です。

初日雑感

たーーーーのしーーーーーーーー!!!

昔のミュージカル映画が元だけど、とってもきれいで華やかで宝塚らしい作品でした。
これよこれよ、宝塚。
音楽もダンスも歌もきれいで目が幸せ、耳も幸福。
衣装も素敵です。

役らしい役はあんまりなくて(なにせ元がミュージカル映画……)ほとんどがポーターとかホテルの客とかメイドとかなんだけど、それでもセリフはみんなにちょこちょこあって楽しい。
この辺は複数回観たら「あ、これ○○ちゃんがしゃべってたのか、上手いなぁ」とかわかるんでしょう。

1幕終わりごろにはキョンちゃんが「初日緊張するわねぇ」とかアドリブ入れてウケてました。
やっぱお芝居上手いね。
日ごとに違うアドリブも入るだろうし、それも楽しみ。

かれーちゃんの話

れいまどはダンサーコンビ。
2人で組むダンスの美しさったらない。
かれーちゃんが何度かまどかをぐるんぐるん回すので「ムリしないでえええ」と思いつつも、美しいリフトでした。さすがですよ。

もちろんハッティさん(帽子掛け)を女性に見立ててのかれーちゃんのダンスも素敵でした。

ダンスシーンではないんですが、2度まどかに殴られるかれーちゃんの殴られ方が上手いっっ。
衝撃がきちんと伝わって、頭くらっときたとかわかるんだよね。

それから、跪いてまどかに手を差し出すところとか、素晴らしすぎるよね。
やっぱりかれーちゃんの顔、芝居、ダンス、スタイル、最高に好きだなと。
めちゃくちゃ美しくてかっこよかったです。

かれーちゃんの歌も良くなってたような。とはいえ、強度の耳音痴なので保証はできませんが……。

ちょっと自分的に面白かったのは宙組版(まぁみり)との差。
『TOPHAT』のジェリーってもっとチャラいイメージだったんだけど、あれはまぁくんの持ち味だったんだな
かれーちゃんだとかなり真面目になる。
顔はイケイケ(死語?)でどこまでもチャラくなれそうなのに、なんだかんだで真面目なのがかれーちゃんの持ち味のようだ。

初日ご挨拶

『TOPHAT』初日ご挨拶。
公演の長のキョンちゃんも「花組副組長の航琉ひびきです」と恥ずかしげでした。
副組長になってから公演でご挨拶するの初だっけ。

「世界中で悲しいことが起きていますが、マスクの下で笑っていただいて、免疫を高めて」みたいなことを言っておられました。

キョンちゃんから専科のまゆぽんが紹介され、かれーちゃん、マイティーと共に「奇跡の95期トリオ」と。

まゆぽんは小さくなって恐縮。(可愛い)
マイティーに真ん中に押し出され、マイティー中心に95期3人並ぶ。
押し出されたまゆぽんとマイティーが抱き合う形になってました。

かれーちゃんからもまゆぽんの紹介があって「専科の輝月ゆうま様のお力をお借りして」って言ってたと思う。
同期の様付ってこそばゆくていいですね。

良い公演、良い初日でした。
お金と時間があれば何度でも通える作品です。

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