『REON!!』感想・６
●ON1 衝撃的な１幕のラストから一転、２幕はべにーの女装＝客席係であるくれない紅子さんの登場からスタートする。
カーテン前の本舞台から下りて、センター下手通路、中通路、センター上手通路へと移動。
歩きながらユズキレオンさんの素晴らしさを語り、客をいじり、タッチし、紅ゆずるさんの素敵さを語り…、忙しいんである。
（べにーが「でもー、柚希さんもいいけど、紅さんも素敵よね」などと言うたび「あんたも同じ名字や！」とツッコみたくなります。）
ここはもうべにーの独壇場。
しゃべってしゃべって観客の声を拾って拾って……ひたすらすごい。
だからお客さんもガンガン声をかける。
「くれないさーん」
「素敵」
これらの声に「ありがとう」などと返してくれる。ファンならたまらんよね。
中には「お父さん」などと呼びかける人もあり（１幕でお父さん役をやってたからね）、それに対しては
「なんでお父さんって言ったの」
と、ちゃんと紅子さんとして返してくれる。「私はお姉さまです！」と。
通路席の人が手を差し出すとタッチしてくれる。これも嬉しいだろうな。
サービス精神旺盛。
（ただ１４列の後ろにきたあたりで「さわるの禁止！」って言ってた回もありましたが。これはある種の焦らしプレイ？）
めちゃくちゃ楽しい。が、さすがに客席がやりすぎのような気がした。
かえって間延びしてるように感じる。
客席の声を拾いすぎて本来の流れが崩れてしまってる。しかもツッコミとか掛け声の間がいい人ばかりじゃないしね。
予定終演時刻を１０分程度オーバーしてたのは、この客席とのやりとりで時間をくってたからだと思う。
３月１７日の１２時公演では、紅ゆずるさんが歌舞伎座だったか南座だったかの前で「関係者はこちらです」と案内されかけた話をしてました。
中村七之助さんに激似だから。
同日の１６時公演では似てる人はイなんとかさん（忘れた）だったかな。韓流？
