『阿修羅城の瞳』東京新公を見たんだ・1

星組東京宝塚劇場公演『阿修羅城の瞳』新人公演をLIVE配信で見ました。
7月10日(木)18:30開演です。
とても楽しみにしてました。見られてよかった。

新公担当は熊倉飛鳥先生です。

新公105期祭り

星組トップスター・礼真琴の退団公演の新人公演主演を射止めたのは、大方の予想どおりにつんつんこと稀惺かずと氏。
トップスターのラスト新公は劇団期待の若手が担うことが多いものね。

本役は男役2番手・ありちゃんが演じているヒロインを新公で演じたのはうたち。次期トップ娘役就任が決定しています。

本役は男役3番手・きわみくんだけど、なにせトップ娘役不在で男役2番手がヒロインを演じている関係上、実質男役2番手役になっているところにあいみちゃん。

彼女ら、いずれも105期生です。
ものすごく105期祭りの様相を呈しておりました。
新公の長の期も105期だったしね。

全体的に殺陣は「捨てた」感じで、やってはいるけど簡略版かなと。
最も本公演のことあり他がすごすぎるだけだからなぁ……。
ことありの「緋の糸しばり」はうますぎるもの。
ことありはフィジカルエリートのど真ん中を行く上に、努力もする、練習量も経験値も新人公演メンバーより多い。

なので、新公では殺陣は簡素にして芝居や歌に振り切るというのは一つの戦略ですね。

2番手/安倍邪空/あいみちゃん

安倍邪空・あいみちゃんの存在感がすごい。

主人公・出門のつんつんもヒロイン・つばき/阿修羅のうたちも小柄。
その中でそびえ立つあいみちゃん――公称175cm。
独特の濃い色気とともに、ヴィランの存在感が十分です。

あいみちゃんは殺陣が上手いとか身体能力が高いとかという感じはないんだけど、なにせハッタリが効くのと体格がいいのと歌と芝居が上手いのとで、強者の圧があり絶対勝者のオーラをまとう。

あいみちゃんの中の人の性格はともかく(よく知らん)、雰囲気は「夜」「陰」「強」なんだよね。
めちゃくちゃいい敵でした。
ていうか、どう見てもつん出門とうたち阿修羅じゃ勝てん……。

とっぱしから存在感と芝居の良さで場を制しているあいみでしたが、「俺を見ろ」の歌もよかった。
ザ・執念、重い重い重いッッ。

新公学年でこれだけ役者としてのキャラが立ってる人もそういない。
「面白ぇなー」とわくわくするお人である。

ヒロイン/闇のつばき・阿修羅/うたち

次期トップ娘役が決定しており、本役は男役のありちゃんという独特なポジションでの新人公演ヒロイン。
「つばき(阿修羅)って男役の役だな」と思わずにいられないのが正直なところでした。

よくいえば、うたちは「男役」向きな役どころを「娘役」として踏ん張って演技や歌で見せてました。
歌はうまい、芝居も悪くない……ただ、どうしようもなく柄違いなのは仕方ないんだけど……。

でも、つばきとしては出門を魅了する特別性と婀娜な女の色香が、阿修羅としては魔性のものとしての存在感が欲しい。
たとえ「つばき」が「人間の女」だとしてもだ。
そのあたりが、うたちにとっては課題かな。
顔はそれなりに可愛いけど色気のあるタイプではないし、小柄なのもあって迫力を出すのは難しい。なので、「なんでこの配役?」となる。

新人公演は研鑽の場なので、柄違いの役を演じるのも修行のひとつでしょうか。
次期トップ娘役としての大きさやヒロインとしての見せ方を身につけるのを目的とした配役だったのかな。

主役/病葉出門/つんつん

つんつんは歌も芝居もうまくて顔もきれいで、中の人の筋目(血筋)もいい。
親御さんの話題性もある。
こっちゃんの卒業公演の新公主演の座を射止めたのはつんつんの生まれによるものはあるにせよ、それに応えるだけの努力も惜しまないんだろうね。

歌と芝居がよくて、色気もある良い出門でした。

ご挨拶は途中で「礼さんが……礼さんが……礼さんが……」と言葉が出てこなくなってしまって、それもご愛嬌でしょうか。

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