蘭蘭『ファントム』新公感想・1

『ファントム』新人公演の感想の続き。
個人評的なもの。

エリック役のまゆぞう(←勝手に呼んでる)は、まず歌がうまかった。
蘭寿さん的な特徴的な声じゃないのですんなり聴ける。
第一声からちゃんとした声で、「あ、歌える人が歌うとこうなんだ…」的な喜びがありました。

観客の拍手も大きい。
海外ミュージカルの主演で歌えるというのはやはり強み。
芝居その他やること見せることはいろいろあるけれど、まずは歌だ。ミュージカルなんだから。
そういう意味で充分クリアしてました。

そして「お前はきっと素晴らしい歌手になれたはずだよ」というキャリエールの言葉に真実味が宿るのがありがたい。

まゆぞうのエリックはずいぶん若い――というか幼い感じでした。
16歳くらいの少年ぽかった。

蘭寿さんのエリックは人前に出ずに育ってきたがゆえの環境からくるピュアさを感じたのに対し、まゆぞうのは年齢からくる純粋さを感じました。
ま、外見年齢がだいぶ違うからねぇ。

でも蘭寿さんのは年齢からすれば奇跡的にピュアで純真だけど(設定年齢はしらないけど25くらいにはなってるイメージ)、まゆぞうのエリックは設定年齢(こちらも何歳の設定かしらないけど)からすれば純真でも一本気でも当然って感じです。
恋愛を含めた人間関係の不器用さも、蘭寿さんのばあいは育った環境によるもので、まゆぞうのばあいは16やそこらなら不器用で当然だよなって感じです。
別にどちらがいいとかいうわけではないです。

ただ、みりおんが大人びた雰囲気なので、16歳くらいのエリックと20歳は軽く超えてるクリスティーヌの組み合わせのようで、師弟関係としてはけっこう謎なコンビでありました。
「お姉ちゃんこっちだよー」的な。
頑張って背伸びしちゃった系な…?
師弟としてはアレだけど母恋いだとすればもしかして正解…?

本人たちが悪いわけじゃなくてたぶん外見年齢の問題なんですけどね…。

みりおんのクリスティーヌもやはり歌がうまい。「天使の歌声」と呼ばれるにふさわしい歌を歌える。
エリック同様、物語の設定に合ったキャスティングというのはみていて楽だなぁ。

めちゃくちゃ美しい! とか、ヒロインオーラ凄い! とか、そういう迫力でばーんと出る感じではないけれど、なんせ歌で物語に説得力を与えられる。
(あ、ビジュアル的にもちゃんとキレイでした)

彼女だと、「素顔をみせて」の歌も芝居をしながら歌えるんだ。
歌に全力になるあまり表情まで作っていられない、ということがない。(蘭乃ちゃんのはそんな印象だったの)
このシーンを見れて満足です。

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