そういや退院してますよ
報告し忘れてましたが退院してます。
手術翌日から絶好調で、それは入院中も今も変わらず。
4人部屋の同室の人たちが「頭痛がする」「気分がどうも……」「傷が痛い」などなど言っておられるというのに私ひとりやたら元気。痛みもほぼなし。
なんか申し訳ないくらいだ。
お見舞いに来てくれた人にも「もっと具合悪そうにしてるのかと思ったら、すごいふつうに歩いてきた」と驚かれました。ヘラヘラしてるもんね。
もうちょっと病人然としておくべきだったろうか……サービスとして。
昔と違って今は「患者様」扱いなのでお医者さんも看護師さんも優しいことこの上ない。
天使やー。
もちろんその天使たちの機嫌を損ねぬように変なことはせず過ごしました。やるなと言われたことはやりませんよ。
そして今のところ絶好調で生きているのは私の体力もさることながら、いいお医者さんに当たったのであろう。ありがたや。
手術の前、手術室に案内してくれる人に「怖くないの?」と聞かれましたが、プロが手掛けてくれるのだ、なんの怖いことがあろうか。
むしろ初めて入る出術室その他に興味津々である。
医師や病院への信頼と好奇心しかない。
というか、もうちょっと怖がったほうがいいような気がする。あらゆることに危機感が薄いんですかね。
病院食。
消化器系統の病気ではないので食事制限はないに等しい。アルコールがダメなくらい。
かつて見舞いに行くたび、入院していた親や祖父母のご飯を奪って食べていました。そんな過去があるくらいなので、病院食は嫌いじゃありません。ありがたくいただきます。
が、何日も続くと飽きるもんだ。
手術の翌々日の献立はおかゆとピーチクラッシュ(桃のすりおろし)と野菜ジュースでした。
これ……桃をおかずに大量のおかゆを食べるの? きつくね?
呆然としましたが、おかゆのかげに隠れていたかつお味噌のおかげでなんとか食べきりました。
もちろんすぐにふりかけを買いに行きましたよ。
基本的に病院では快適に過ごしてましたが、一番の戦いは頻繁に顔を出したがる父をいかに拒否するかでした。
女ばっかりの部屋にじいさんがしょっちゅう来たら邪魔なの。1日3回も来たらウザいの。
私は寂しがり屋じゃないの。一人でゆったり過ごしたいの。
無駄にでかいため息とか聞こえてくるだけでうっとおしいの。
「お見舞いありがとう。今日はもう来なくていいからね」ってわざわざ言わせないでくれ。
大部屋じゃなくて個室でもいいんだよ? お金はちょっとかかるけど、長い期間じゃないんだし……って言われたけど、大部屋にしておいて正解でした。
個室だったら入りびたるだろう。
病院の屋上庭園。
広々としていい感じ。
目玉……?
「地球と握手」という名の、東日本大震災の記憶を忘れず、福井から復興の願いを込めるとの意味があるモニュメントだそうです。
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