『仮面の男』感想・3
出演者が熱演しているだけに泣ける作品ですね。
キムラさんは2役がすごい。
声の出し方や表情、動き方でちゃんと別人だとわかる。
暴君ルイの場面はえらそうで横暴、フィリップのときは優しく、少しおびえたように。
これをほぼ瞬時に変えていくのがほんとにすごい。
ていうか大変だろうなぁ。
みみちゃんのルイーズはかわいい。
ドレスがよく似合う。
いるだけでヒロインだってわかる娘役はいいなぁ。
フィリップとルイーズが心を通わす場面がなんで銀橋でわざわざ影絵…って感じですが、大囚人ナンバーをはじめとする悪趣味で気分が悪くなる場面よりはマシ。
ハートウォーミングな方向であるだけマシ。…つまんないとは思ってるけど(ばっさり)。
「仮面の男」として出てるまなはるは、フィリップとルイがともに舞台上にいるときに仮面をつけて出てるわけですが、仮面をつけてても熱演してるのがわかる。
というか、仮面の下の顔芸がみえるようで妙に楽しい(笑)。
三銃士はなんでこんなにコメディ寄り…。
でも本人たちの力量か不意打ちのようにかっこよかったりする。
特に弟が囚われてのまっつの銀橋歌。
クールで渋くていいよなぁ。
芝居全体がこの方向性でいけばいいのに。
あと、きんぐも。
聖職者になる意志を持ってるのがわかる。
緒月は完璧にお笑い担当なのね。
『ZORRO』を思い出したわ。
脚本演出がひどいぶんだけ余計に出演者たちの力量があらわになった気がします。
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