花組版『おかしな二人』感想・6

花組,専科

・理事様の相手役は、前回はマヤさんで今回はみつる。
専科の超上級生から、花組の(理事様からみて)下級生へ。

星組版のときは、マヤさんの胸を借りて――というか、理事さまは主演者ではあるけれども下級生ポジでのびのびやってたようにみえた。
甘えられる相手がいてね。(もちろん芸的には甘えてないけれど)

今回の花組版は相手は下級生だし、自分だけは再演。
甘えられる要素は皆無。
どういう感じになるのかなぁ、と思ってましたが、のびのびやってるようにみえました。
ただ、相手役が下級生だからか、包容力があって一回り大きくなった感じを受けました。

・フィナーレは基本的に前作と流れは同じ。

さあやと仙名ちゃんが客席から登場して歌う。
さあやが黄色、仙名ちゃんがオレンジのドレス。
歌がうまくてかわいい。

・そのあと理事様と娘役2人の場面、続いて男役ダンスで「ニューヨークニューヨーク」。
これが言うまでもなく絶品。
花男ももちろんかっこいいけれど、理事様のスーツ姿というのはどうしてこうもかっこよくて色気がありまくるのだろうか。
観ていてゾクゾクくる。

・みつるの歌は「関白失脚」だそうで。(教えて下さりありがとうございました)
ほんとにこの歌があるのねぇ…。石田センセイ作詞の替え歌かと思ってたわ。

それまでの流れをぶち壊す勢いですが、笑ってしまいました。
これもまたよし。

宝塚98年の歴史で、ごみ袋を手に客席を回った人は少ないだろうなぁ。

・パレードで出演者登場。
ここでも仙名ちゃんはやりきっていた。あのポーズは娘役としてどうなんだ。

・みんな並んでラインダンスも。

終わった後で、まりんが「腰にきた」みたいなことをやっていた。
81期生、研18だからねぇ……と思ったが、理事様はさらに10学年上なのであった。

理事様より若いまりんのほうが大変そうにみえるのは、ヒゲ専科のおっさん役者だからなのであろう。

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