『モンテ・クリスト伯』主な配役発表

宙組

宙組公演『モンテ・クリスト伯』の主な配役が出ました。
原作は未読なので、ウィキに頼ることにします。

以下、ほぼウィキの引き写しなので、興味のある方だけどうぞ。


《物語》

1815年、マルセイユの一等航海士であるエドモン・ダンテス(=テル)は、航海中に死んだ船長の遺言で、ナポレオン・ボナパルトの流刑先であるエルバ島に立ち寄る。そこで、ナポレオンの側近のベルトラン大元帥からパリのノワルティエという人物に宛てた手紙を託される。航海から戻ったダンテスは、船長の死に伴い船主から新たな船長への昇格を約束されるが、それを聞いた会計のダングラール(=ともちん)は若輩であるダンテスの出世を妬み、ダンテスの隣人のカドルッスに紹介されたダンテスの恋敵のフェルナン(=まぁくん)に、検事のもとに「ダンテスがミュラからナポレオン宛ての手紙を委託されてエルバ島に届け、代わりにナポレオンから支持者に向けて送った秘密文書を預かった」という嘘の密告書を届けるようそそのかす。そんなこととは知らないダンテスは婚約者のメルセデスとの結婚式の準備を進めるが、婚約披露のパーティーの最中に逮捕されてしまう。

ダンテスを取り調べたのは検事代理のヴィルフォール(=ちーちゃん)だった。ヴィルフォールに対して、ダンテスは「自分はベルトラン大元帥から私的な手紙を預かっただけだ」と託された手紙を見せるが、手紙の宛先であるノワルティエこそ、ヴィルフォールの父親であり、手紙の内容はナポレオン軍の再上陸に備えて準備を進めるよう命じる命令書であった。「王政復古の世の中において、身内にナポレオン支持者がいることは身の破滅につながる」と考えたヴィルフォールはダンテスを政治犯が収容されるマルセイユ沖のシャトー・ディフ(イフ城)に投獄し、ダンテスが一生牢から出られないように手配する。

シャトー・ディフでダンテスは無為の日々を過ごし、遂には餓死自殺を図るが、やがて隣りの独房に投獄されていたファリア神父(=すっしー)という老人と出会う。ダンテスから事情を聞いたファリア神父は「ダングラールとフェルナンが検事に密告し、ヴィルフォールが自己保身のためにダンテスを投獄したのではないか」と推測する。ファリア神父のもとで様々な学問を学ぶダンテスだったが、やがてファリア神父は病に倒れてしまい、モンテクリスト島に隠された財宝のありかをダンテスに伝えて死ぬ。

ファリア神父の遺体と入れ替わることによって、シャトー・ディフからの脱獄に成功するダンテスだったが、脱獄した際、彼は34歳になっており、既に投獄から14年の月日が過ぎていた。

モンテ・クリスト島の財宝を手に入れたダンテスは、やがてイタリアの貴族モンテ・クリスト伯爵と名乗るようになる。そして、独自に調査した結果、ファリア神父の推理が正しいことを知ったダンテスは、今や成功して時の人となっていたダングラール、フェルナン、ヴィルフォールに近づき、自分の富と権力と知恵を使って復讐していく。

《主な登場人物》

エドモン・ダンテス / モンテ・クリスト伯爵(Edmond Dantes / le Comte de Monte Cristo) =テル

マルセイユの船乗りで、20歳前にして船長昇格間近、恋人メルセデスとの結婚も間近という幸福な状態だった。しかし、彼を邪魔に思う人々の策謀により無実の罪で14年間も投獄され、その間に父親は他界、婚約者も奪われるという憂き目にあってしまう。獄中でファリア神父に出会うことで自分が陥れられたという真実を悟り、復讐の誓いを立てる。同時に神父の知識を受け継ぎ、同時に莫大な財宝のありかも教えられる。ファリア神父が死んだ際に彼の死体と入れ替わって脱獄に成功。脱獄後はモンテ・クリスト島の財宝を見つけ莫大な富を手に入れると、自身を陥れた者達への復讐の準備を始める。数年後モンテ・クリスト伯としてパリの社交界へと現れ、仇敵との再会を果たす。そして、かねてより準備していた復讐を実行していく。

メルセデス(Mercedes)=みりおん

ダンテスの婚約者。ダンテスが投獄された後、ダンテスを陥れた張本人とは知らず、従兄のフェルナンと結婚する。しかし、結婚後もエドモンのことを忘れることが出来なかった。モンテ・クリスト伯爵として現れたダンテスの正体に、旧知の人々が全く気付かない中、初対面でそれに気付いた唯一の人物。

フェルナン・モンデゴ / モルセール伯爵(Fernand Mondego / le Comte de Morcerf) =まぁくん

メルセデスに恋し、ダンテスを恋敵として憎んでいた男。ダングラールにそそのかされ、嘘の密告状を提出してダンテスを逮捕させた。メルセデスの従兄で、カタルーニャ系フランス人の漁師だったが、軍隊に入った後、母国や恩人を次々に裏切って陸軍中将にまで出世。さらに貴族院議員の地位まで手に入れる。

ダングラール(Danglars) =ともちん

元は船会社の会計だったが、ダンテスの出世を妬み、また、帳簿の不正を知られていたため彼を邪魔に思い、フェルナンを唆して嘘の密告をさせる。ダンテスが逮捕されてからはスペインに渡る。スペインの銀行で頭角を現し、フランス有数の銀行家にまでのしあがって男爵の地位を得る。

ヴィルフォール(Villefort)=ちーちゃん

マルセイユの検事代理。自己保身欲の塊であり、自分が出世するためには他人を犠牲にすることを厭わない。ダンテスの無実を知りながら、彼が持っていた手紙が失脚につながることを恐れ、隠滅するとともにダンテスを政治犯として重犯罪者の収監される牢獄、シャトー・デイフに投獄してしまう。後に検事総長にまで出世するが、ダンテスにそそのかされた夫人が「秘薬」を用いて犯罪を犯し、さらに自身の過去の過ちもベネデットによって暴露されてしまう。

アルベール(Albert) =愛ちゃん

メルセデスとフェルナンの間に生まれた青年。許嫁にダングラールの娘であるウージェニーがいるが、アルベールもウージェニーも結婚にあまり乗り気ではない。ローマで友人のフランツと旅行中にモンテ・クリスト伯と出会い、その後山賊達の手から伯爵によって救出されたことから彼を慕うようになる。伯爵がパリへ旅行に来る際に彼を自宅へ招待し両親に伯爵を紹介する。物語の中盤以降の重要なキャラクターの一人である。

ベネデット(Benedetto)/アンドレア・カヴァルカンティ(Andrea Cavalcanti)

ヴィルフォールとダングラール夫人の間に生まれた不義の子供。生後すぐ庭に埋められたが、ヴィルフォールに恨みを持つベルトゥッチオ(後にモンテ・クリスト伯の執事となる)(=緒月)により助けられ、ベネデットと名付けられる。しかし非行に走り、同居していたベルトゥッチオの義姉を殺害して逃亡した。モンテ・クリスト伯に探し出され「幼くして行方不明になったカヴァルカンティ家の嫡子」として社交界に入り、ダングラールの娘と婚約するが、カドルッスを殺害した容疑で逮捕される。裁判でヴィルフォールが過去に行った悪事を白日の下に晒した。

ファリア神父(l’Abbe Faria) =すっしー

イタリアの神父。かつて仕えた貴族の家に伝わる古文書を解読して、モンテ・クリスト島に隠された財宝のありかを突き止めるが、直ちに発掘に出発しようとした矢先に、その慌ただしい動きがイタリア独立の企てに関係があるものと誤解され、シャトー・ディフに収監される。脱獄を企てトンネルを掘っているうちに隣りの独房のダンテスと出会う。各種の言語や知識、そして不撓不屈の精神を兼ね備えた人物であり、ダンテスに持てる知識の全てを教える。やがて衰弱し死期を悟ると、ダンテスに財宝のありかを託して息を引き取る。心臓に持病があり、彼が使っていた「秘薬」はダンテスが引き継ぐが、これが後にダンテスの復讐に利用される事になる。

カドルッス(Caderousse)

ダンテスの隣に住んでいた仕立て屋。お調子者の小悪党で、根は良い人間だが気が弱いために、ダングラールの悪巧みを知りながら真実を言えなかった。ダンテスが逮捕されてからは没落するが、ブゾーニ神父に変装したダンテスから、彼が投獄された時の陰謀を語った代償としてダイヤモンドを贈られた。しかし欲を出して犯罪に手を染め、投獄されてしまう。獄中でアンドレア・カヴァルカンティ(ベネデット)と出会い、後に2人で脱獄。しばらく放浪していたところ、アンドレアがモンテ・クリスト伯の元で裕福にしているのを見て、彼にたかるようになる。

エデ(Haydee)=れーれ

ギリシアのジャニナ地方の太守、アリ・パシャの娘。フェルナンの裏切りによって父親を殺され、自らも奴隷にされてしまう。しかしモンテ・クリスト伯爵によって救出され、以後、太守の娘にふさわしい扱いを受ける。貴族院でフェルナンの罪を告発し、フェルナンの失脚に一役買う。モンテ・クリスト伯爵を心から愛している。

マクシミリアン・モレル(Maximilien Morrel)

騎兵大尉。ダンテスの恩人である船主の息子。モンテ・クリスト伯爵からは実の息子のように可愛がられ、エデとの結婚を望まれるが、彼自身はヴィルフォールの娘ヴァランティーヌとの愛を貫く。その矢先、恋人のヴァランティーヌが「秘薬」で毒殺されかかるという事件が起き、結局ヴァランティーヌは死亡してしまい、彼は自殺を考えるまでに人生に絶望してしまうが、ヴァランティーヌの死は彼女に危険が及ばないようするために伯爵が仕組んだ偽装であった。

ヴァランティーヌ(Valentine)

ヴィルフォールの先妻の娘。マクシミリアンとは恋人同士。後妻の息子であるエドワールに比べ母親の家系が上流であり、家長である祖父に可愛がられていた事もあって、相次ぐ毒殺事件の犯人だと疑われる。

――――わかんないことだらけです。

ウィキに出ている「主な登場人物」で宝塚版の配役に出ていない人は、まだ発表されていないだけなのか、割愛・演出によるものなのか?
特に子どもたち関係(ベネデット、マクシミリアン・モレル、ヴァランティーヌ)まで手を広げると100分で収まらないから、そのへんはほぼ無視して進めるのかなー?

子供用の文庫(上・下巻で収まってるやつ)を借りてきたのでヒマをみて読もうと思います。

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宙組

Posted by hanazononiyukigamau