あかねさすA中継を見たんだ・2
中継で見た『あかねさす紫の花』の感想の続き。
額田女王の仙名ちゃんがめっぽう綺麗になっていた。
今まで仙名ちゃんのビジュアルって、どうしても「顎が……」という感じだったんですが、今回は気にならなかった。
『ポーの一族』あたりからかな、すごく綺麗になった気がする。メイクが上手くなったのかな。
実力はもともと折り紙付きだし、そこにビジュアルが加われば鬼に金棒です。
路線育ちじゃなかったがゆえにか足りなかった華やぎも増し、二人の男に想われるヒロインとしての説得力もあった。
仙名ちゃんの持ち味は大人っぽい艶やかさ。
ゆえに子供を産んでから中大兄皇子(ちなつ)に見初められるのも得心がゆく。
(そのぶん、子供時代はきつい……というか、あの当時の15歳があんな子供っぽい話し方をしててたまるもんかー!! 柴田先生に文句言いたい)
仙名ちゃんの額田女王は、2人の男への恋に揺れつつも「私って可哀想、ヨヨヨヨ……」的な悲劇性が薄い。
困惑しつつも自ら進んで恋してる気がする。
そして歌人としての宮中での位置にも満足していそう。
歌人としてのキャリアは自らの才覚でつかみ取ったもの。
子供のころから自立心旺盛で上昇志向が強い額田女王は、運命に流されるのではなく、それどころか核として存在している。
キャリア的で気持ちのよい額田女王でした。
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