『CAPTAIN NEMO』感想・４
・作品自体が総ツッコミでほとんど笑い飛ばして終われるんですが、さすがにあの結末はどうかと思いました。
なにも９人でつっこむことないよなとか、魚雷で花火あげて実は生きてたエンドとかできないのかなって疑問が……。
いろいろ考えてるうちに「全部海に還そう」なネモ思想は、「水に流せばオールオッケー」な日本的思想なのでは？という気もしてきました。
海は万物の母だから、物（潜水艦）だけでなく、悪の組織に悪用されかねない科学知識も海に還す＝科学者みんな特攻エンドという脳みそパーン加減がすごい。
科学書を焚書にするレベルじゃないから！
人間死ぬから！
潜水艦がなければ悪の組織はマトカなんて興味ないから（科学者以外の）みんなは安心して暮らせるよ！ってそんなアホな。
興味なくすんなら、魚雷かなにかを海底火山にぶっこみ、科学者ごと潜水艦をぶっ壊しました的なごまかし方はできないのかなー。
（小柳センセイあたりが書いたらなんかうまいことして、実はみんな生きてました☆エンドにしてくると思う）
悪の組織もバカじゃないから魚雷じゃごまかしきれないとしても、なにも９人で火山に特攻することはなかろうよ。
死ぬのはせいぜいネモ船長とモリエ博士（汝鳥さん）とあと１人くらいでよくね？
頭いい人たちが９人もいなくなったあとのマトカ島のゆくえが心配です。
今は興味なくても何かあればいいようにされかねないぞー。
そのためのあーさラヴロック少佐なんだろうけどさ。
・あーさが咲奈に「あなたは…」みたいに尋ねるところ、マトカ島民が一斉に「キャプテンネモ！！」と答えるのが笑えた。
君らに聞いてない。
・ヘディン役の縣くんは「僕はフェミニストだよ」とわざわざ名乗る。
自称フェミニストなんてヤバい物件じゃないか！と警戒してしまうのだが（言動が一致しない系）、たぶん彼の場合はそんなことはないのだろう。
・ヴェロニカ（ひまりちゃん）に命の大切さを説いているくせに自分たちは自爆するというのもツッコミどころである。
・瞳交わせば心が通じ合うネモ船長。
島民たち（女）とのダンスはほんと教祖っぽかった。
・ミーシャ役のあやみせらくんがたまにれいこっぽいと私が言ったら姉はあーさがちなつに似てる！と。
顔じゃなくて芝居が似てるらしい。
月組の遺伝子？！
