宙版『王家に捧ぐ歌』感想・2

2022-02-27宙組公演感想,宙組

とりとめもなく思いつくままに。

●『王家~』をはじめてナマ観劇したわけですが、「これが噂の……!」な感動がありました。

その筆頭はなんつっても「スゴツヨ」。
ほんとに「すごい 強い」なんだ。銀橋で歌うんだ。
歌がヘタじゃないから動画で見た初演版みたいな破壊力はないけど、それでも十分な威力でした。
いやー、キムシンって天才なんじゃないですかね。何かと紙一重の。

●戦場の場面、えぐい。
1人の人がどんだけ刺されて斬られてえぐられてしてるのか。
痛そうだった。
(と同時に、「なかなか死なないな……」とも)

たしか下手のほうだったと思うんですが、殺されたあと目をずっとかっぴらいたままの人がいました。
ジェンヌさんはマジ根性だ。

●凱旋のシーンのダンス、好きです。
けっこう真似したくなる系。

●モンチの「光ってやがるぜ」には、戦後に進駐軍がやってきたあとの日本人の気持ちってこんなんだったのかしらと思いました。

●戦士たちがたくさん必要な作品です。
男役だけじゃ足りないのか、娘役さんもけっこう参加してる。
人の判別まではできませんが、娘役さんはやっぱりなんか可愛い。

亡くなった人も復活。
倒れた伝令のてんれーさんがまたエジプト軍にいて「伝令のてんれーさんが転生してる……」と思ったり、エチオピアの戦士だったモンチがエジプト軍にいて「お金のある国に生まれ変わったのね……!」と思ったり。
双子とか、いろんな裏設定はあるようですが。

●ファラオのチャルさんがブランコで登場するのは知らなかった。びっくりした。
そしていつ下ろしてもらえるのかと心配になった。

●みりおん、華奢!
身長が普通の娘役並みな上にほっそいから、それがものすごく「女――――!!!」って感じがしました。

まぁくんともだけど、真風と並んだときの身長差とか体格差とかがヤバい。

みりおんの小ささと強さのアンバランスさに、アイーダというキャラクターの面白さを感じました。

そしてみりおんはやっぱり歌がうまい。

●エチオピアの家臣・カマンテとサウフェをあっきーとりくくんが演じているんですが、これまでのイメージだと配役は逆になりそう。
でもこういうのが今後の糧になったり、殻を破るきっかけになったりするのかな。

●美女選びの場面、セットとともに運ばれていく神官長のすっしーさんがピースしてるのはいつものことなのでしょうか。
気づいたのが池銀貸切の日だったもので、なんだか円マーク(¥ですね)みたいに思えたんです。

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