宙版『王家に捧ぐ歌』感想・3
●エジプト女官たちのアイーダいじめもすごい迫力でした。
怖かった。
●アムネリス役のうらら様は思い切り目尻を吊り上げたメイク。
元々が派手な顔なのでそこまでしなくてもいいかなと思いましたが、でもやっぱり美しい。
やっぱりアムネリスは高貴で権高で美貌でないと。
これまでうらら様の演技はわりと好きだったんですが、残念ながら今回は気になるところがありました。
演技というより声のコントロールですね。
声を張らなければならないところで無理を感じて、聞いていて辛かった。
「エチオピアを全滅させるのです!」のところとか、喉を痛めそうだなぁ、と。
声さえ安定していれば、ファラオになりそうな貫禄もあるし、よかったと思うんだけど。
歌は、本人比で良かったのではないかと。
高音はやはり弱いけれど、とりあえず消える部分はなかったし。
●まぁくんのラダメスは、きちんと計画のうえで国づくりをしそうなお人でした。
「エチオピア王家の人たちだけエジプトに残して、他はみな国へ帰そう。そうすれば反乱は起きないから」ときちんと考えたうえで実行するのが似合う。
戦士だけれど、どことなく文官ぽさがある。
ぐいぐい物事を推し進めるのではなく、きちんと計画を練って回りを固めてみんなの同意をとって、と手堅い感じ。
●フィナーレの真風を筆頭とした男役5人の場面はかっこよかった。
●みりおんをセンターとした娘役ダンスの場面があって羨ましくなってしまった。
ちゃぴにもやらせてあげて……。
しかし歌が「スゴツヨ」。
なぜに「スゴツヨ」。
セクシーな感じのアレンジでみりおんが歌ってるのがシュールです。
真風たちの歌は歌詞がフィナーレバージョンに変わってるのに、なぜここはそのままなのか。
この場面の娘役さんは、かぶりもののせいで「赤い半魚人」みたいだと思っております。
●まぁくんとみりおんのデュエダンのリフトは高くてぐるぐる回していて、みりおんは回しやすい娘役なんだろうなぁ……と。
●エトワールはせーこちゃん。
芝居ではあまり目立つところをもらっていなかったので、ここで帳尻を合わせた感じでしょうか。
でも上手い娘役さんなので文句はありません。
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