名前でうかぶ顔

自分語り

最近読み返している本の話。

腐注意。

大丈夫な方は続きをどうぞ。


最近、江森備先生の『私説三国志 天の華・地の風』を読み返しております。
光風社出版版。
表紙・イラストが小林智美氏なので超美麗です。
JUNEに載っていた、三国志をベースにした作品。孔明が主人公で受です。

買ったのは10年以上前、1巻の初版は昭和61年なのでそうとう昔の本ですが、なんといっても文章が美しい。
ため息が出る、震えがくる。
こういう文章を書ける人ってすごいよなぁぁぁぁぁ!! と思いますよ、ほんとに。

なので久々に読み返したのですが、かつてはなかった問題が。

攻の魏延が孔明に触れながら言うわけですよ。
「まこと、わが張良子房にござる。」
ようするに、孔明を「婦人好女の如し」と言われる美貌の軍師・張良に擬したわけですが、張良と聞くとどうしてもまっつの顔が浮かんでしまう。ええ、『虞美人』の。

本格ジュネを読みながらちらつくまっつ…。
なんだか申し訳ない。
(ちなみに魏延は野獣系のビジュアルなので、あんまりジェンヌで脳内キャスティングできない。残念…?)

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