違って見える世界

自分語り

本を買いました。
大泉サロン時代を中心に竹宮さんの半生を描いた自伝本です。
『少年の名はジルベール』ってタイトルが秀逸。

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この中に、竹宮さんと萩尾さんと増山のりえさんが映画を見にいったあとで感想を語り合う場面があります。
小説家志望の増山さんは監督・出演者の経歴や脚本の優れた点、伏線の張り方や物語の構造などを中心にとらえる。
漫画家の2人はカメラワークや衣装、画面構成といった表現のディテールにばかり話が向き、増山さんにとっては「どうしてこんなに感覚が違うの?」となる。

私はたぶん増山さん側だなぁ。
同じものを見ても同じようには見えないもんだ。

もう1つ、ムラに行ったときに買った『ビッグイシュー』vol.280。
(JRと阪急の連絡通路で売られてる、アレ)

この号の特集が「異なる色世界」だったんですが、いわゆる「色弱」の話です。(私が子供のころは「色盲」と呼んでましたが)
ただしこの特集ではC・P・D・T・Aの型の違いとして扱っています。
ちなみに一般的な見え方がC型。

ゴッホの「夜のカフェテラス」という作品は、色弱者の見え方を再現する特殊なライトを当てるとさらに立体的な絵に見える、などと紹介。

宝塚の舞台も、「色弱」の人からすると違った世界に見えるんだろうな。

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