『鎌足』を見たんだ・2

・あーちゃんの与志古(車持与志古娘)。
鎌足の幼なじみで、家格の違いがありつつも長年互いを想いあい結ばれるも、天智天皇の命により彼の妻となる。

鎌足とのラブラブパカップルぶりが微笑ましいやらこっぱずかしいやら。
お前ら一生爆発してろ!!
さすがはべにあーだわー、なコンビっぷりでした。

あーちゃんの与志古は可愛くて強い。
でもって男らしい。
ちょっとオカン味もある。

鎌足をぐいぐい引っ張ってくけど現実も見えてて、天智天皇に対してどうふるまわねばならないか、鎌足を助けるためにはどう立ち回るべきかが分かっている。
頭がよくて、情もある。
なにより鎌足を大切にしてる。

与志古はほんといい役で、あーちゃんはいい娘役ですよ。

・主人公・鎌足はべにーさん。
中大兄皇子(天智天皇)とともに乙巳の変を起こすも、かれの下で非情になりきれない弱さと優しさを持つ。
この情に流される弱さが、べにーさんにしっくりきた。
政敵を斬らねばならないけれど、鎌足にはなかなかできないのだよね。
(で、代わりに別の人がやったりする)

与志古が奪われるときの、見も世もない、みっともない嘆き。これがまたべにーさんならではだった。

あられもなく自分をさらけ出して、自分が本当に欲しているものに手を伸ばす。
そんなことをしたら自分の身が危ういにも関わらず、与志古を求め続ける。
「国のために」という誇りも失った鎌足は、与志古なくしては立てないから。

この弱さこそがべにー鎌足の魅力なのだよね。
弱いからこそ気にかかったり、力になりたいと思ったりするものだから。

鎌足の弱さが、一人の舞台人としての技術には劣りながらも魅力はあるべにーさんと響きあった。
上手さや強さだけが人としての魅力ではないのだ。

ただ、べにーさんの嘆きの演技は、本気で泣いてるのか笑わせようとしてるのかわからないところがあって……。
表情や声色での表現力がもう少しあったら、もっと素晴らしい鎌足になっただろうにと思わずにはいられない。

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