昨日、ファンの心を騒がせた「結婚=退団の見直し」の件。
ひまに飽かせてついったーを見てると、なかなか過激な意見も多いようです。
今の宝塚は未婚の女性だけが舞台に立つ劇団で、そこに浮世離れした美しさを見たり、青春を仮託している人もいる。男役に対して疑似恋愛的な視線を送る人もいる。
特殊な状況が愛されているわけで、今回の「結婚=退団の見直し」に反発が強いのはわかります。
でも結婚したら退職というのは法律問題。
「男女雇用機会均等法9条」に明確に定めがあります。
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等)
第九条 事業主は、女性労働者が婚姻し、妊娠し、又は出産したことを退職理由として予定する定めをしてはならない。
2 事業主は、女性労働者が婚姻したことを理由として、解雇してはならない。
3 事業主は、その雇用する女性労働者が妊娠したこと、出産したこと、労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第六十五条第一項の規定による休業を請求し、又は同項若しくは同条第二項の規定による休業をしたことその他の妊娠又は出産に関する事由であつて厚生労働省令で定めるものを理由として、当該女性労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならない。
4 妊娠中の女性労働者及び出産後一年を経過しない女性労働者に対してなされた解雇は、無効とする。ただし、事業主が当該解雇が前項に規定する事由を理由とする解雇でないことを証明したときは、この限りでない。
それに、結婚について宝塚を治外法権にすると、タカラジェンヌには一般の法律は適用されない、過重労働もハラスメントも仕方ないという方向につながりかねないのが怖くないですか?
結婚だけNGというわけにもいかないでしょう。
ただでさえ労基ににらまれていて、世間の目も厳しい折に。――いや、外部的な要素の問題じゃないんですけどね。
結婚した男役や娘役に夢を見れないからファンをやめるのはファン個人の問題だから好きにしたらいいんですよ。ファンの感情の問題は仕方ない。
そして、ファンの感情とタカラジェンヌの人権を天秤にかけるのもおかしい。
タカラジェンヌはフェアリーといっても、あんなのはロールプレイングゲームで、中の人たちは一社会人でれっきとした人間です。
結婚でファンが離れることくらいはジェンヌさんだってわかってるでしょう。
だからこれまでどおり結婚したら退団するか、結婚しても黙って在団するかのどちらかじゃないかと。好き好んで公表するとは思えません。
なので、この件で「宝塚の伝統が」云々と反発するのは、ヒートアップしすぎじゃないでしょうか。
宝塚の売れ行きが下がる、宝塚歌劇の存続が危ぶまれる云々という考えについても、そうだとしても、ファンが考えすぎるのもおかしい。そして歌劇の存続と、ジェンヌさんの人権を天秤にかけるべきことではない。
あとついったーで流れていた意見で「一三先生がご覧になったらなんておっしゃるか」的な言葉については、他人が推量すべきことではないかと。
だいたい、逸翁を神格化しすぎじゃない?自伝読むとすごいよ(笑)。
気になるのは、もし結婚した場合の実質的な扱い。
結婚を理由に解雇はできないけど、部署異動ならOKなのかな?社員扱いじゃない専科とか、振付・歌唱指導などへとか。
ちなみに、劇団四季で妊娠しながら働いた女性第一号の女優さんは、授かったら舞台に立つことは出来なかった為、子役育成を専門とする業務にシフトしたようです。
改めまして、母ちゃんの自己紹介 | 元四季母ちゃんのドタバタな日常〜ダウン症BOYと宇宙人BOYの成長記録〜
ああそれともう一つ。
過去には結婚後も劇団に慰留されて在団した生徒さんがおられました。ファンの反発がすごかったようで、のちに退団されましたが。
読んでたのに忘れてました。
この本も、宝塚の歴史を知るのにいいですよ。
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