『Gracias!!』を見たんだ・2

花組公演感想,花組

5月15日(土)18:30から宝塚ホテルで行われた瀬戸かずやスペシャルライブ『Gracias!!』ライブ配信の感想を残しておきます。

「I Gotcha」~「風をきれ闇を切れ悪を斬れ」

・最初の曲は「I Gotcha(アイガッチャ)」。
瀬戸くんの花組配属作『La Esperanza(ラ・エスペランサ)』『TAKARAZUKA舞夢!』のショーのほうで使われてた曲ですが、私は『90周年大運動会』でおぼえてます。(私が宝塚を見始めたのも90周年のとき。DVDを買いました)

瀬戸くんのソロで始まり、途中で5人に。
瀬戸くんはスーツ姿で紫のジャケットにシルバーのベスト、黒のパンツとシャツ。鉄板にかっこいいな。
他メンバーは黒のジャケットに紫のシャツです。

・『風の次郎吉』から主題歌「風をきれ闇を切れ悪を斬れ」を5人で。
これも懐かしい。当たり役だよね。
瀬戸くんは遠山金四郎を演じてたんですが、DS版では金四郎バージョンの歌になってました。

愛だわ。

ご挨拶

まずは瀬戸くんから、『アウグストゥス-尊厳ある者-』の「大劇場公演千秋楽を配信という形で見守ってくれた」ことに対してファンにお礼を伝えられました。

そして「ライブ配信でご覧になっている方!あ~いっぱいいらっしゃる!」と手を振る瀬戸氏。
若干、高緯が入ってますね。

そして「グラシアスな人たちを紹介」と、共演者の紹介とご挨拶です。

冴月「大好きな仲間と皆さんと配信で見ている皆様とあきらの歴史をたどりながら心のバッテリーを充電していきたい」

和海「昼はエジプト人の化粧になっていた、今回はグラシアス人としてがんばります」

優波「あっという間をあっという間にさせないつもりでがんばります」

飛龍「スカステで次郎吉が流れていたのを最後まで見てしまった。
そのころはまだなにもわからない小さな子だったのですが、今はグラシアス人として時代の流れに感動しながら、この回も皆様と全力で楽しんで頑張りたいと思います」

『風の次郎吉』はスペシャルライブの昼回のあとにスカステでやってたっぽいです。あれ、6年も前なんですね。
そして”グラシアス人”という新たな言葉が。

瀬戸くんからもご挨拶が入ります。

「I Gotcha」は「ピンクの人たちがなんてかっこいいんだと思いながら見ていた」。

『風の次郎吉』は、「つかさ同様私も最後まで見た。凄い作品だったと胸にくるものがあった」と。

このときのライブ用の歌詞は、藤井先生(ライブ演出担当)からサイトー先生(元作品の作・演出)に連絡して金さんバージョンに書き換えてもらったのだそうで。
大ちゃんとサイトーくん、相変わらず仲良さげやな!!
と変なところでテンションが上がってしまいました。

その後、瀬戸くんの宝塚入学前の話があったと思います。
内容としては、

マミさんの退団公演をおいおいと泣きながら見ていた。
マミさんのウィンクがクリティカルヒットした。
マミさんがいなくても宝塚に入るんだ!と無我夢中で受験をした。

というファンならだれでも知っている有名な話ですが、マミさんありがとう! 若い子(瀬戸くん)にウィンク送ってくれて!!と思ってしまいます。
宝塚はこうして続いていくもの。

「情熱の翼」~「MUGEN DREAM」

・前のトークを受けて『ル・ボレロ・ルージュ』の「情熱の翼」を、瀬戸くんのソロで。
瀬戸くんは顔がかなりマミさんに似てるよね。
マミさんのファンが瀬戸くんに流れたりしてるのかしら……などと思ってみたり。

・『タカラヅカ・グローリー!』の主題歌「タカラヅカ・グローリー!」は、るなちゃんのソロでした。
深い赤の燕尾にお着換えして登場です。

瀬戸くん、るなちゃんたち90期生の初舞台公演です。私はDVDで見ました。
初舞台生は電車のヘッドマークみたいな「90」の飾りをつけてロケットしてたはずです。
このときは90周年のお祭り的なところもあって、芝居の『スサノオ』でも90期生は太鼓をたたくなど出番が多くて大変そうでした。

・共演者の4人登場で『TAKARAZUKA 舞夢!』「世界の始まりの朝に」。
全員赤の燕尾です。

・続いて『エンター・ザ・レビュー』「夢を見れば…」。
こちらも共演者の4人で。

・瀬戸るなで『ラブ・シンフォニー』「I Want To be happy」。
下級生時代の曲が続きます。
同期で歌うっていいですよね。

瀬戸くんも赤い燕尾で登場。
燕尾は飾りつきでキラキラしてるものです。主演ですから。

・『Exiciter!!』主題歌は5人全員で。
花組の持ち歌、鉄板曲。
やってるほうも楽しいだろうが見ている方もテンションぶちあがる……!

客席降りしてほしいいいいいいいい今はむりだけど。

・そして『麗しのサブリナ』「心を決めなくては」。瀬戸くんのソロです。

『麗しのサブリナ』は瀬戸くんの唯一の新人公演主演作品なんですよね。
成績がいまひとつだったこともあってか、瀬戸くんの抜擢は遅かった……。
上にはまぁくん、だいもん、下にはまよもいたし。
そんな瀬戸くんがラストチャンスでつかみ取った新人公演の主演作です。

ただ、著作権の関係のためかスカステでサブリナ新公が放送されることもなく……。
唯一の新公主演作なだけに、映像でも見られないというのが辛い。

・『CONGA!!』主題歌はふたたび5人全員で。

・『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』の「MUGEN DREAM」も5人全員でのパフォーマンスです。

オサさん時代、まとぶん時代、蘭寿さん時代、みりお時代と年代順になってるのがとてもわかりやすい。

トーク①

「みんなの宝塚の原点」がトークテーマでした。

・るなちゃんは「クラシックバレエを習うようになり、おばがタカラヅカぼビデオをたくさん送ってくれた。月組の『風と共に去りぬ』が好きで月組に入る気満々だった。」のだそう。

だから芸名が「冴月」なんですね。

・しいちゃんは「家族と友人家族で大阪旅行に行き、宝塚の当日券を母が買ってきた。『LUNA』を見た。
博多座では前のほうで見た。かっこいい、この世界に入りたいと思った」という話を。

『LUNA』が大好きというのは瀬戸くんとおなじですね。
瀬戸くん曰く「私は宝塚にハマるのが遅くて、でもVHSを擦り切れるくらい見た」そうですが、VHSというのが時代だわ……!
今の下級生とかだと通じなさそう。

あと、しいちゃんは「エンドロールの若央りさ先生の振付助手の名前があって」
若央先生は94期生初舞台ロケットの振付だったんですよね。嬉しかっただろうな。

・ゆーなみ「『ファントム』を見てハマった。春野さん版『ファントム』を初めて見て感動し、あちら側に行ってみたいと思い受験を決意した」。

瀬戸くんが出ていた『ファントム』が受験のきっかけになるとは……!

そしていきなり明かされるまよのやらかし(笑)。とんだとばっちり。
瀬戸「舞台稽古で鳳真由がシャツを忘れて、裸にネクタイみたいになって伝説だった」

・つかさ「VHSでおるすばんで一人で愛華さんの『VIVA』のショーを観ていて、『私(今日から)ここに入ります』みたいなことを言ってた」

タモさん時代からとは、学年のわりにファン歴が長い!

「私もすごく見てた(劇場で)、年齢差を感じる」という瀬戸くんに、「年齢差はないです、学年差はあっても」と返すつかさはほんとできる人だと思う。

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