宙全ツ版『Heat on Beat!』を見たんだ

ライブ配信で、宙組全国ツアー版『Heat on Beat!（ヒートオンビート） －Evolution－』を見ました。
まさかの梅田がないという公演だったのでねぇ……配信があるだけでもありがたいっちゃありがたい。
でもなんで梅芸がなかったのさ……渦中の宙組だから？

それはそうと面白かった！
ショートボブにミニスカワンピの娘役も懐かしかった。
懐かしいけど、こんなだったっけ…？ってところも。
初演版その他をあまり覚えてないのだけど、変わったところもあるみたいですね。

最初の後ろ向きでの登場から、客席煽りするキキちゃんよかったわ。
舞台への余裕が見えてね。

キキちゃんと組むはるさくちゃんもきれいでしっかりしてて可愛い。
そしてやはり歌が上手い。

宙組は耳からくる満足感がすごいんですよね。
キキちゃんにはるさくちゃんにずんちゃん、もえこ、こってぃ、みねりちゃん。それ以外にも脇の中堅や下級生まで歌える人がいて、ちゃんと使われている。
こんなにセンター格が歌える人ばかりなので耳福である。

パンクガールのはるさくちゃんは、登場からゴールドの派手なドレス。
ちゃぴのときは部屋と夢の中では衣装を変えてたと思うんだけど、全ツのお着換えその他の都合かな。
そのかっこうのまま寝るんじゃない（笑）。

夢の中のシーンではもえこっていの監獄ロックが楽しいなぁ。

ずんちゃんのカルーセルロンドを思い出す髪型（ようするに馬のタテガミですね）と気合い入りすぎて不安になる開襟。

レトロなロックもこれはこれで楽しい。

続く「トロピカルクラブ」の場面では、みねりひろこと美女を両手に花できるキキちゃんが羨ましい。
みねりちゃんはなんだかんだ華があって上手く、ひろこちゃんは「美女です！！」なオーラとダンスで魅せてくれる。
「タカラジェンヌはみんな美人」とはいえ、「すごい美女がきたーーー！！」とテンションを上げてくれるレベルの人って限られてるものよ。

マンボだとロケットの掛け声も「ウッ」になるのか。

フラガンシアは男役の女装ダルマが並ぶ。
こってぃの細すぎるダルマとおみ足を見ずにいられない。脚が長いわ。
こういうとき、「同じ人類、同じ人種（のはず）、同じ性別……？」となるわね。どこでどう違ったんでしょうね。遺伝子か。遺伝子だな。

この場面、初演はまさおとかみりおとかがやってたんだっけな（うろ覚え）
Blu－rayでカットや差し替えになりませんように。
カゲソロのみねりちゃんもさすがの歌の上手さです。

そしてタンゴは最高ですね。

ずんみねりのしっとりとした「枯葉」も好き。
元は羽山先生の振付だったところを、元娘役のももさりが振付に入っている。
こういうのも、宝塚の伝統の継承の一つ。

配信組なんですが、パレードでおかゆのウィンク映ったよね。
さすがや。