『アルカンシェル』感想・5

花組公演感想,花組

5月26日(日)13:30に上演された『アルカンシェル』東京楽の感想。
もちろん配信で見てます。

・お、みねかくんがいるー!
東京から復帰されてぶじに千秋楽を迎えられてよかった。

みねかくんが加わったドイツ軍たち歌うますぎやろ。
びっくさんがいて専科のまゆぽんがいてみねかくんが戻ってほかにもまいこつや高峰くんやまいちゃんやらとたくさんの歌うまさん。
ドイツ軍は歌選抜なのか。

・ひさびさに見たまゆぽんコンラートさん、気持ち悪さが増してるわ。
「思い込みの激しい方ね」ってカトリーヌに言われるけどほんとにね。ナルシストっぽい。

今回『アルカンシェル』を大劇場で観たあと、ムラ楽をライブ配信で見て、そして東京楽をまたもライブ配信で見たんだけど、どれも演技の感じが違ってそれでも面白かった。
ざっくり言うと「悪い→可愛い→悪い」で動いてた印象

・ブルーノとクラウス(おぶちゃんとれいん)、めっちゃ色気出るようになったのね。
新公卒業前後あたりは男役としての力がぐっと伸びる。
いろんなものを学んだのでしょう。

・かれーちゃん歌上手くなったなぁ…。
昔はあきらかに歌が苦手だったのに、最後にはかすれ声が魅力と感じるほどになった。
私の贔屓目ならぬ贔屓耳か?と思ったが、配信で若かりし日のかれーちゃんトートを見たらすさまじかったので、やっぱりかれーちゃんの成長ゆえらしい。

・まどかは花組にきてほんとうによかった。
宙組時代は宙組側の意向なのか少女漫画のヒロイン(≒幼め)を演じていることもあって、どうもしっくりこなかったんですよね。そりゃちゃんと演じますけど。
まどかは可愛いけど、持っている雰囲気や芸風自体はそんなに少女でもないよなぁと思ってたので。

最後はカトリーヌ・ルノーという艶やかな舞台のミューズで、大人としての判断もできる自立した女性でとてもよかった。

・あかさん演じるジョルジュのダメさ(つきあってないのにつきあってると勘違いしてたり、自分の想定外のことが起きるとやたらに被害者ぶって攻撃的に出るみたいな……)ってあるよねぇ。

・ヒロさん演じるペペの収容所からの脱出は、人数を数えれば1人減ってるのがわかるはずで(まさか人数を把握してないってことはないでしょう)、そうなるとほかの思想犯や軍人その他への影響もかなり大きかったのではないかと。
これで降格で済まされるフリッツはたぶんすごい。
それらをあまりヘヴィーに描かれても辛いかもしんないが、ご都合主義っちゃご都合主義なのでしょう。

・ひとこフリッツと美咲ちゃんアネットのロマンスも、その後のことを想像するとけっこう辛いものがあるな。
「待ってるわ」って言ってもフリッツは無事かわからないし、アネットもドイツ軍の恋人がいたパリジェンヌは私刑の対象になったはず。
アルカンシェルのメンバーが守ってくれてたらいいけどできるものだろうか。

謎のサンサンゴーゴーが三々五々になっててよかった。

・ひめ花ちゃん演じる少年イヴが徹頭徹尾可愛い。そしてうまい。

・レジスタンスの場面は既視感があるが(単によくある場面ともいう)、ダンスがかっこいい。
だいやの顔がいい、カラダがいい、ダンスがいい。目の保養です。

・ダニエルらいとはでっかいけど可愛い枠で、こういうの美味しいよね。
学年的にいつまでも回ってくる枠じゃないけど、若手~中堅ならではの役どころ。

・あわちゃんが、あわちゃんが可愛いいいいい。
ちゅって投げキッスされたらそりゃドイツ軍もメロメロになるわ!
すべてを許せる可愛さだ。

・かれーちゃんの、パレードで見せるナイアガラばっさーな銀橋での回転、楽しかった。
満足感高いんだよね。

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