『MESSIAH』感想・4

花組

・かれーちゃんだけ「リノ」と呼ばれてる件にはツッコミを入れたい。

かれーちゃんが絵師様だから、という理由なら、司祭の代わりをつとめるさおたさんだって洗礼名で呼ばれていそうなものである。
それなのにかれーちゃんだけ「リノ」なのは、単純にタカラヅカの2番手様が「右衛門作」(えもさく)というなんかダサいお名前じゃちょっと……という大人の事情とか配慮とかなのだろうなぁという気はする。
実在の人物の名前にダサいもなにもないだろうという気もするが、そうはいってもねぇってことなんだろう。
だいたい、かれーちゃん「えもさく」って顔してないし。

じゃあ平等にみんな洗礼名で呼んだらよくね?というアプローチの仕方もあるが、そんなことになった日には私の脳が死ぬ。
登場人物が各人1つの名前で呼ばれていてすら、その名前を覚えきれない脳みそなのだ。
舞台上では役名じゃなくジェンヌさんの芸名で把握し、終演後にプログラムで役名を確認したら10秒後には忘れている。
そのくらい残念な脳みそなので、一人ひとつの役名で済んでよかった。もっともかれーちゃんは「リノ」「山田右衛門作」「山田祐庵」と3つの名前で呼ばれてるんですがね……。

・仙名ちゃんを聖母に見立てて絵を書いてるリノに、この前も同じようなことやってたな~と。
『あかねさす紫の花』の仏師・天比古ですね。

・右衛門作さんが現代に生きてたら「えもさく、マジでエモい絵描くよねー」とか言われてるんだろうかとしょうもないことばかり考えてた。
(ていうか、エモいって言葉の使い方合ってるのか?)

・ほのかちゃんの将軍家綱とはロマンスが始まりそうだった。
「今宵の月は美しい」みたいなことを言ったとき、え?なに口説いてんの!?ロマンス始まっちゃうの!?ってどきどきした。
身分とか宗教とかいろいろ超えた、私好みの話になる。

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花組

Posted by hanazononiyukigamau