『レジェンド 愛の神話』感想・3
●「天使の涙」。
黒い衣装が可愛いです。
娘役さんのスカートの中はこうなってるのか……などとつい見てしまいますが、そんなにいやらしくないです、はい。
ルシファーが登場する前、折原さん他の登場人物が一斉に前方にジャンプする振りが好きです。
迫力あったー。
高世さんの硬質な美貌は人ならざる者に天使にぴったり。鋭さがいい。
折原さんは戦う娘役していて、強さと美しさが両立していた。
●前景で残された宝石をめぐってわちゃわちゃするルパン三世の場面。
雪組公演の『ルパン三世』を観ていなければこれはこれで楽しかったと思う。たぶん。
比較すると辛い。
1時間35分の舞台とショーでのワンシーンを比べるのは無理だとはわかっていても、どうしてもまだ記憶に新しいだけに雪組版を基準として比較してしまうんだ。
ルパンがダンディすぎる!とか、不二子ちゃんはもっと強くいてほしいとか、銭形が美形すぎる!とか、そもそもなんで次元いないの!とか。
まっさらな状態で観るのってむつかしいなぁ……。
●宝石はいつの間にかルパンの手を離れ……からの、桐生さんの客席降り2回目。
次景に続く渡り鳥の話をするんですが、けっこうな長さのあるこれを毎回新鮮に客席に聞かせるのってすごいですね。
役者さんってすごいわ。いや、桐生さんがすごいのか?
「なにか聞こえた……渡り鳥だ。皆さん、見えますか」と客席後ろの上方を観て言います。もちろん鳥はいません。鳥の声だけです。
それでもいるんだなと思わせてくれるのが役者さんならではの芝居です。
なお、千秋楽はOSK団員さんらがいるあたりから「見えるー!!」と大きな声が聞こえてきました。
また、力を合わせて上昇気流を作り誰かを落ちこぼれさせることなく飛ぶ渡り鳥に自分たちを重ねて語っていました。
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