『愛の翼〜Aras Del Amore〜』千秋楽を観てきた・3
・真麻くんのエミリオについて、以前「セリーナと会っているときの甘やかな包容力と、王妃様などと会っているときの精悍な凛々しさのどちらも素敵。」と書いたのですが、今日はそれに加えて仲間たちとの「家族感」も強く感じられました。
1ヶ月強のたけふ公演を経て他の劇団員さんたちとの一体感が強まったせいかどうかわかりませんが、「家族」と呼ぶほどの仲間らしさが強くなっていました。
仲間相手におどけるところが増えていて、観ていてほほえましかった。
それによってエミリオに包容力が出て、また、人物の奥行きが出たなぁ、と。
いろんな顔を持つけれど、それが一人の人物の多面性としてバラバラにほどけていないのがすごいと思う。
そしてセリーナと恋に落ちる場面のボーイミーツガール感といったら。
演出も(ベタで)よかったと思うけれど、あれだけそういう空気を出せるのはすごい。
・気づいたらセリーナちゃんちのお庭に来ていたエミリオさんには「ロミオか!」とつっこみたくなった。
ていうか、名家の警備がザルです。
・折原さんや城月さんらが中心になる宮廷の場面の空気の引き締まり方がすごかった。
ぞくぞくする。かっこいい。
芝居に引き込まれた。
占い師・イメルダの城月さんが放つ濃密な空気感がたまらんです。
謁見が終わったあとの、やや後ろ向きに階段で立っている姿がきれいでした。
・初めて観たとき「祈り子」に何事かと思った(笑)。
ダンスは素敵です。
・和紗さんのダンスがとても美しくて観ていて幸せでした。
背中の反らしかたが美しくて、「娘役は背中よねぇ!」と感動しました。
それ以外でも、軽やかでしなやかで……ダンスがとにかく綺麗でした。
・お兄ちゃん役の愛瀬さんの色気が濃くなってる気がする。
立ってるだけなのに。怖い。
・ロケットで男役2人(翼くんと栞くん)だけちょっと違う振りがついているんですが、応援団っぽくて楽しい。
・フィナーレのスパニッシュ風ダンスのとき、穂香さんの目線の決め方が堂に入ってきたなー、と。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
私が言うのもなんですが何度も見ていただきありがとうございました。
地元の方々の支えがあっての武生菊人形公演ですから地元の方々にリピートしていただくのが何よりです。
作品も役者も武生の一カ月間で随分と育ちました。
見る度に大きくなっていく真麻さんにもう若手とは言えない貫禄さえ感じました。
愛瀬さんは色気だだ漏れなんですよね。
誰よりも男前な折原さんや城月さん。
大阪に帰ってからの活躍もたのしみです。
またご予定が合いましたらOSKもみてください。
ああ
>桜吹雪 さま
こちらこそ、何度も武生まで足をお運びいただきありがとうございました。
家族で楽しませていただきました。
関西の公演も機会があったら観に行きますね。
来年も楽しみにしています。