今年も見てきた・2

OSK

OSK日本歌劇団inたけふ。

魔のタヌキタイムと迫力ある須磨・明石のあとは、下級生(推定)たちによる「源氏物語」巻名暗唱タイム。
光源氏さんたちのお着替えタイムなんだろうな…。
ちょい眠い。

続くは若菜のあたり。
女三の宮と柏木の密通がバレたあたりです。

この女三の宮がかわいいっ。声がかわいいっ。たたずまいが可憐。
娘役じゃーーーー!
柑奈めいさんというらしい。

でもね、

「お慕いするのは光源氏の君ただお一人」

的なことを言うんですよ、この方。
女三の宮って、源氏に対してたいした慕情ないだろ…。せいぜい父子的に懐いてる程度のもんで。
なんかストーリー変わっちゃってる気がするんですけど。

あと「光源氏の君」ってゴロが悪い。「源氏の君」もしくは「光る君」でいいじゃないか。

そして紫の上を亡くす場面。
煙の精がきれいです。白ドレスで踊ります。

ここできれいに終わるかと思いきや、またもタヌキ2匹登場。紫式部とともにハケていきました。

さらにその後民謡っぽい歌と踊りが入るので、楽しいっちゃ楽しいんだけど、「今まで繰り広げられていた平安絵巻はどこへ…?」状態でもあったりする。

そして男役1名と娘役1名による客席いじりというかごあいさつ。実質は洋物ショーまでの時間つなぎかと。
男役は蒼音淳さんで娘役は紅いずみさんだったと思う。

10時公演は福井弁講座。
「カエルの福井弁知ってる?」です。ギャルというらしい。が、地元民でも使ったことありません。

しかしカエルの説明で、

昆虫だっけ?ちがうよね。
爬虫類?
あ、両生類か。

になってた蒼音さんしっかりして下さいw
昆虫はないでしょうw

13時公演は「どこから来ましたかー?」でした。
出た中では愛知県が一番遠かったかな。
よーこそいらっさいまへー。

蒼音さんは、人がいっぱいで嬉しそうでした。
客席におそろいのマフラー?を巻いてる人たちが集団でいたんですが、これはヅカでいうところの会服なのか?

そして洋物のショー。レヴューです。
オープニングがきれい。ドレスの娘役がかわいい。
やっぱこうだよなー。目の保養じゃのう。

と、油断してたところへ…。

10円ハゲのある丁稚キタ━━━Σ(゚д゚;)━━━━!!!!!

しかもこの丁稚、そのアゴは、そのアゴは(アゴいうな)、桐生さんですかっ。
2番手!
しかも桐生さんでかいからなんか変だよ! 顔がバタくさいし!

捨て身の攻撃…。

場面は江戸か明治の商家。丁稚と女中がわらわらといます。
みんなやるきなさげ。

そこに丸メガネの番頭…。貴城さんです。
すっしーがやりそうな役どころだなぁ、と思いました。

筋は丁稚と女中(お花…牧名ことりさん)とそれに振り回される番頭のドタバタコメディなんだけど、これをこの公演の2番手と3番手がやるかっ!?
これなんてTCAですか、みたいな。

その後のショーはひたすら華麗できれいかったです。
スパニッシュは迫力。
ラインダンスは脚の上がり方がきれい。衣装もいい。
フィナーレがラテンなのも楽しい。くどかった。

しかし。
一番印象に残ったのはでかすぎる丁稚…。

「レヴューじゃ、きれいじゃのう」と油断させておいてただではすまさない劇団、OSK。恐るべし。

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Posted by hanazononiyukigamau