『たけふレビュー Calling Moon』感想・1 

OSK

OSK日本歌劇団のたけふ菊人形公演、第43回『たけふレビュー Calling Moon』を観てきました。
10月9日(月・祝)は10時と12時、10月14日(土)14時の回の3回を見ました。
気付けばもう千秋楽も近くなってる……明日も観る予定です。

今回の主演コンビは桐生さんと城月さん。
実力と色気を備えた大人カップルです。
待ってたわー。

桐生さんは深みのある声で歌もダンスも素敵。さらに見栄えのする長身からくる迫力もあるスター。
硬軟使い分ける面白さもあります。

城月さんはとにかく美女で、こちらも歌もダンスも素敵。
そして桐生さんと相性がよく、大人っぽい色香も備えています。

幻想的な場面も蠱惑的でダークな雰囲気も、そしてとにかく踊りまくる場面もあって。
娘役さんの夢々しい場面もきれいですよ。
さらにご当地武生ならではのやんしきもありと、とにかくてんこもりで飽きさせないショーです。
桐生さん自ら、客席からの登場もあって嬉しかった。

全席自由席、早く行けば最前列にも座れるというすごいショーが2000円で観られますので、気になる方はぜひ。

・さて、今年の「たけふレビュー」で気になったのが空良くん。

空良くんがいい感じの耽美属性持ちで見てて楽しかったー!

舞台しょっぱなの椅子を持ってくるところから視線の決め方がかっこいい。
目が大きくきれいなお顔に、ちょっと悪そうな毒のある雰囲気も見せる。

かぐや姫に求婚する5人の貴公子の歌では空良くんだけがハンドマイクを指立てて持っててキャラ立ってるなぁ…!と。

また、随所に手や衣装を華やかに見せようという意識が感じられました。
ちょっとずんちゃんに似てましたね。
やる気がみなぎってる人を見るのは楽しい。

・夢のサーカスは上手客席から桐生さんが登場し、客席前方センターを回って下手中央へと進む。
初見はピエロのビジュアルに驚いたけど、桐生さんらしいなぁ。
途中で紙吹雪を散らすのも美しい。
客席のお子さんにもよくアピールしてる。

桐生さんは舞台上で早変わりでピエロからサーカス団長になるんだけど、これはめちゃくちゃかっこいい。
この切り替えの鮮やかさがさすが桐生さんです。

サーカス場面は娘役さんは黒とオレンジの衣装にあえて破れた網タイツ、城月さんもアイマスクありとフェティッシュてんこ盛りでした。

・サーカスの途中で、瀧登くんセンターのロケットダンス。
ロケットガールたちが怒って「プリプリプリプリ(# ゚Д゚)」って言ってるのも可愛い。
「センターに出てくるんじゃないわよ」「しゃしゃりやがって」みたいな感じ?
表情豊かなロケットです。

・仮面の美女・城月さんは妖しい美しさで桐生さんを翻弄する。
こういう役どころがはまるのはさすがだわ。

・サーカスのあとにたけふ菊人形公演名物やんしき節。
越前市出身で、これが退団公演となる瀧登くんがメインで務めます。

「たけふレビュー」の筆文字のロゴ入りオレンジのはっぴ(?)で登場した瀧登くんにびっくりしてたら、みんなそれ着てた。
もしや来年からの定番になる…?

やんしき節は民謡ですが、なぜか途中でロックなテンポになり、しかも客席参加型という無茶ぶり。
ええ、よくある無茶ぶりです(笑)。
でもなにげにみんな踊れているのがすごい。
劇団員さんに励まされて頑張っちゃうのでしょう。

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Posted by ゆきたろ