『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』感想・6

ピノコがすごかったー!
かわいいっつーかうまいっつーか、やられた。

雪娘はみんなうまくてかわいいんだけど妙に脇にいて……という感じのことを聞くんですが、そういう娘役の1人に今回脚光が浴びせられたわけで。
非常に嬉しいです。

私の弱点として、普通にかわいい子の顔(良くも悪くもあまり特徴的でないタイプ)は覚えにくいというのがあって、このももちゃんも名前は知ってるけど存在や顔はよくわからないうちの1人です。
(ファンの人には申し訳ない)

92期だから今は研7、もうすぐ研8。
そんな彼女をはじめてまともに認識したのが「アッチョンブリケ!」なピノコというのもすごいものがあります。

ピノコには笑わされたけど、それ以上に泣かされたなぁ。

ニワトリのマネではぶったまげた。
突然の「バカ」発言も大笑いした。
ブラックジャックに鉗子を渡すところは感動した。
海外旅行に行けなかったことを自分のせいだと責める場面は泣かずにいられなかった。
バースデーケーキのろうそくを吹き消した表情の透明感には命の尊さを感じた。

ブラック・ジャックが手を焼きつつも全力で守り育てた少女。
色が白くて痩せていて、それなのに生きる気力にあふれている。

2人が互いを求め、充たしあう。
ブラック・ジャックが彼女を庇護しながらも、彼女こそが彼の心の支えであることがよくわかる。
彼が医師であり続けることに、命を持って、意味を見出させる存在。

2人の関係性に密度が感じられました。

フィナーレの立ち位置は学年相応のもので(まっつの隣は上手がともみん、下手が咲奈)ヒロイン扱いではなかったけれど、それでも良い役が回ってきたことを祝福したいと思うし、いい芝居を見せてもらえたことに感謝の拍手を送りたい。

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コメント

  1. とおやま より:

    ピノコの配役を見て驚き喜んだ私。
    初日を見て、知人・友人に「桃花ひなちゃんがMVPだった!」と言いまくりました!
    美人で何でもふつーに出来るのに、本公演ではろくな役を与えられなかった彼女が、難役を堂々と演じていて感動しました。
    これまで我慢してきたかいがあったなあ。
    正塚先生の作品で目立つ役を与えられたからって、その後の役付きには関係ないと思うけど、宝塚人生に一度でもこんな公演に、役に巡り会えて良かったなあとしみじみ思ったのでありました。
    ちなみにBJ、初日、17日と2週続けて梅田で観劇しましたが、青年館でも3日3公演観ます(笑)。

  2. ゆきたろ より:

    >とおやま さま
    脇の娘役さんは、上級生にならないとなかなかいい役が回ってこなくて…。
    それまで我慢するのも大変ですが、今回の大役はその甲斐があったと思えるほどのものでした。
    そしていつもながら観劇回数がパワフル(笑)。
    BJ以外も観てるというのに…!
    東京公演をご覧になれるのが羨ましいです。

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