『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』感想・6

2024-07-04宙組公演感想,宙組

・「CONGA!!」はずんちゃんで。懐かしい、まゆさん時代の花組の歌。
パワーの要る曲ですよね。

・キキさくをはじめとする宙組生総踊りでお届けする「Aya Caramba」、珍しくよく知らない曲がきた。
元は『ザ・レビュースコープ』なんですね(タイトルだけは聞いたことがある)。1987年ごろ、ペイさん時代の花組が元なのか。またレアなものを……。
サイトーくんの宝塚初観劇が高2のときらしいので、サイトーくんの年齢的にもしやこのあたりの作品だったりする?

知らない曲だけどすごく楽しかった。ショーの組み立て自体が上手いのはあると思うんだけど、とても盛り上がる流れ。

ここでもはるさくちゃんが生き生きしてて良い。
ダルマがありがたいわダルマ。
腕が細いっっ! ああ娘役。
この細さは節制と鍛錬の賜物よね。

・中詰ラストの次景につなぐところで「サザンクロス・レビュー」こってぃメインであのんりせなる他。
こってぃがこういう若手を率いる場面にいると年月の流れを感じるものよ。

セニョールは若手選抜感あり、若手はちょっとしたソロも。
中堅以上の路線は歌唱力が高い宙組男役も、下級生はさほどではなく。ええ、私は耳音痴なのでだいじょうぶです。これから伸びていっておくれ。

サザクロの横っ飛びジャンプ好きです。
ポンポンを持ってのダンスもキレッキレ。よくこんなに激しく動けるなあ。
しかし体力が要りそうなショーだぜ……!

・「ラ・ヴィオレテラ」はるさくメイン。
輪っかのドレスっっ。

ヘアアクセも凄いですね。おしべ的なものなのか触覚なのか謎ですが。

ギラギラしたラテンから一転してシックな場面になるのも面白い。

・「エル・アモール」ひなこ銀橋、本舞台にサラとちっち。
ひなこも場面を任されてきました。
堂々たる体格に、歌唱力があるからいいですよね。

・「グラナダ」ずんがピカドールA、りっつが歌、トロにのあん。
ずんちゃんの剣にムレータを巻きつける動きが鮮やか。さらっと見せるけど難しいよね?

トロは見た目には雌牛のようですが、重量感がすごい。強そう。
こういう抜擢も楽しい。

「コルドバの光と影」ずんちゃんソロ。
斃した牛=のあんを放置するのはちょっと……。好きなショーだけどここだけ気になった。

今回のずんちゃんは正統派で渋めな場面が多くて、ちょっと割りを食った感じを受けた。どうしてもイレギュラーな球を放るほうが目立つからさ。
それでもきっちりとした美しさと実力でびしっと締める。
2番手としての舞台を見せてくれました。

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