東京『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』感想・4

ライブ配信で『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』の東京千秋楽を見ました。
8月25日(日)13:30からです。

私は大劇場初日は観てませんが、大劇場で3回ナマ観劇し、大劇場の千秋楽をライブ配信で、そして東京公演を2回現地で観て、さらにこの東京千秋楽を配信で見ています。
ご贔屓さんがいるわけではないわりに、よく追いかけたものです。

宙組生に深くかかわっていないからこそ言えることですが、舞台に立つ宙組生の、特にキキちゃんの変化が興味深かったです。
歌い方や見せ方なども濃くなって。
大劇場のころは「ヘタなことをしたら叩かれる」という気持ちがあったのでしょうが、東京では客席への信頼ゆえの遊びという気がしました。

東京での「Endress Dream」の歌い上げも濃くなった。

東京千秋楽では緑の扉から出てきたキキちゃんの「アイカランバ」も「アイ、アイ……」めっちゃ溜めるようになったのね。
最後は銀橋で拍手煽るし。余裕が出ましたね。

そして「愛の旅立ち」では早々にキキちゃんの目に涙が。

キキちゃんは昇華されちゃった感じがするなぁ。
浄化であり、昇華。
キキちゃんにとっても特別に濃い公演だったのではないでしょうか。

終演ご挨拶のときも、特別な状況下での公演だけにふつうの千秋楽とは雰囲気が違いました。

まっぷーの一言ごとに宙組生のお辞儀が深い深い。
キキちゃんはナイアガラ付の大羽根を背負って最敬礼。
大羽根が床と水平になってる様子なんて初めて見ました。

キキちゃんのご挨拶。
「今、無事に千秋楽を終えられた安堵の気持ちが20パーセント、お客様への感謝の気持ちが100パーセントと基準値を超えております。またお目にかかれる日を楽しみにしております。」

あ、ちょっとキキちゃんぽい雰囲気が出てきましたね。
そしてカテコ。

幕が上がって「すぐお目にかかれましたね」とキキちゃん。
あ、調子が出てきた(笑)。

finの映像にも鳴り止まない拍手に、緞帳前にキキちゃん登場。
「またすぐに何度もお目にかかれて(笑)」

そう、こういう軽い感じがキキちゃんなんだよ。
先の見えないどん底から、這いずり回って大きなものを得ながら浮上したのではないかと。

最後は両手で投げキスでした。

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