
星組東京宝塚劇場公演『恋する天動説』の新人公演の感想の続き。
新公ヒロイン/シンシア/陽ちゃん
新公シンシアを演じた陽ちゃん、柄違いだとは思うんだけど上手いよね。
陽ちゃんは初ヒロインながら思い切りのよい芝居に歌でした。
明るく強いヒロインで、育ちの良いお嬢様らしさや、ハーバードも出た優秀さは本役のうたちより感じた。
背筋とふるまいの美しさがお嬢様としての意識のありようとして映る。
長身で体幹も強く、キリっとした雰囲気にはカーレーサーらしさもある。
アレックスが姿を消してからの無気力さの表現もよかった。
銀橋ソロもいいなぁ。歌に芝居がきちんと乗ってる。
ただ、顔立ちがファニー系なので「ヒロイン」らしくあるためには表情のつけ方や見せ方がこれからの課題でしょうか。どんな表情をしても美人、可愛いというタイプではないので……。
そこはかとなく、花組のことのの新公を思い出す。
大人っぽい感じの役のほうが似合うから、回ってくるといいんだけど。
元が小動物系ヒロインのうたちに合わせた役だから、パーティーでの「もっと高いヒールを」のセリフは変えてほしかったかな。照れ隠しにしても何センチになる気なのかと。
新公2番手/レスリー/ハセルキ
かっこよくて若さのあるレスリーでした。
本公演だとレスリーのほうが大人っぽい感じがあったけど、新公だとレスリーのほうが若く見える。こういう違いも新公の面白さ。
ハセルキは歌にダンスに芝居にと実力はありながら学年相応のきらめきもある。
登場したときの華やかさと、歌い踊ったときの安定感。
まだ研4なのね。これからも楽しみ。
ミケーレ/るりなちゃん
レスリーの彼女役です。
本役のミランダカーもいいけど新公もかっこいい。ロックだわ。
セクシーで気風がよくて、若いけど肚が座ってる感じ。
ゴードン/つんつん
本役は副組長のオレキザキ氏。おじさん役です。
いつもながらつんちゃん芝居上手いなーと。路線の輝きを持ちながら年配の役も似合うのがすごい。
つんちゃんのゴードンはすごく貴族っぽくて品位がある。
オレキザキだと叩き上げ(られてないけど)のギラギラ感があるのに対し、つんちゃんのバージョンは生まれながらにして貴族で、上流階級として地位も報酬も得ることが当然だと思ってる感じ。一見、ソフィスティケートされている。
でもなにせゴードンには実力が伴わないから……ミーマイのジェラルドが年をとるとこうなるみたいな感じですね、きっと。
おじさん役をきれいにやれるのもつんつんの実力だわ。
ロレイン/なのちゃん
悪役ポジのコミカルな美女=ゴードンの妻・ロレインになのちゃん。
こちらも上手い。
つんちゃんとの夫婦はいいコンビ。
なのちゃんは可憐さよりも強さや面白さが勝つイメージなので役がすごく合ってた。思い切りのよいコメディエンヌなんだな。
ドロシー・ブラックウェル/瞳さん
ヒロイン・シンシアのおばあ様役です。物語の元凶というか(笑)。
本役の柚長よりは若く見える(そりゃそうだ)けど、落ち着きがあって良かった。
その他いろいろ
クラーク・ミラー医師にわっはー。
本役のみきちぐばりでした。
新公バートの踊り方好きだな。せなくんか。
少年レスリーもキレイでスカした感じがいい。美玲さんね。
「本物のアレックス・ニュートン」は珀亜くんね。
きれいな顔で、大役を務める心臓も感じた。
ピート・ダグラス役のキスミー、以前の新公で声が弱いイメージだったけど今回はよかった。
役がおじさん系だったのが声質に合うのかしら。(本役はかぶちゃん)
バリー巡査長の彩香くん、なんか気になる存在。

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