宝塚大劇場の価格改定

宝塚大劇場と、東京宝塚劇場の座席区分と価格が改定されると発表されました。

実施時期は、宝塚大劇場は2026年1月1日初日の星組公演より。
東京宝塚劇場は2026年1月10日初日の雪組公演よりです。

宝塚大劇場

私は基本的にムラの民(本拠地での観劇がメイン)なので、まずは大劇場のほうから。

大劇場は、1階の通路前はすべて新設されたS+席区分になり、現行の8,800円から10,500円に。
22列より後ろは現A席の場所も含めてS席となり、チケット代は8,000円です。
2列あった立見ゾーンはなくなって、座席が新設されるもよう。

2階席はこれまでと基本的には席種の配分は変わらず。
S席がお安くなったのと、BB席と呼ばれる17列目はふつうのB席になります。

SS席、S席前方の値上げは、昨今の物価高その他を考えると致し方ないかなぁ。
働き方改革でジェンヌさんたちの労働日数・上演回数も減ってるわけだし、どこかで金銭面の埋め合わせも必要になるでしょう。

ありがたいのは2階S席が安くなったこと。これなら客席降りがあっても不満が出にくいよね。

東京宝塚劇場

東京宝塚劇場は座席区分は変わらないのね。
SS席とS席のお値段が変わった。
いわゆるBB席はなくなってふつうのB席扱いに。
2階の後ろにある立見については言及されてないような……そのまま残すのかな。

こちらは単純にお値段が上がって、お財布が痛い……。が、今の時代やむを得ないか。
A席、B席の座席数と価格を維持したのは、「国民劇」を目指した小林一三氏を祖とする宝塚歌劇の矜持でしょうか。

それに、お手頃価格の席がある=ちょっと気になってる人でも手を出せる=新規顧客獲得につながる=新たなタカラジェンヌの誕生につながる、ですから。

宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演の座席料金の一部改定ならびに座席区分の変更について
2025.07.04

 

宝塚歌劇はおかげさまで今年111周年を迎えました。これもひとえに皆さまの温かいご声援の賜物と心より感謝申し上げます。

宝塚歌劇公演におきましては、物価上昇等の影響により、公演制作にかかわる各種資材の調達コストや劇場の運営・維持更新コストが以前に比して大幅に増加しております。当社といたしましては、2009年以降、消費税率の変更に際して座席料金を一部改定したものの、長年にわたり、座席料金を据え置くべくさまざまな努力工夫を重ねてまいりました。しかしながら、近年急激な物価高騰が続く中、現行の座席料金を維持することは非常に困難な状況となっており、引き続き宝塚歌劇として華やかでオリジナリティのある作品をお届けできるよう、2026年1月より座席料金の一部改定をお願いすることとなりました。

宝塚大劇場におきましては、座席料金の改定とあわせて1階席の座席区分を見直し、中通路より前方のS席を新たな座席区分「S+(エスプラス)席」とするとともに、中通路より後方は全席S席といたします。また、より多くのお客様に着席にてご観劇いただけるよう、現行の立見エリアに座席を新設いたします。一方で、2階A席・B席の料金は据え置き、これまで通り幅広いお客様にご観劇いただける環境を維持いたします。

今後とも、魅力ある作品づくりとサービスの向上により一層努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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