『Eternal Voice 消え残る想い』感想・4

月組公演感想,月組

月組東京宝塚劇場公演『Eternal Voice 消え残る想い』を観てきました。
6月9日(日)15:30公演です。

今回は友の会が親友になってくれまして、ひさびさに前方席に座ってきました。
コスパがよくて全体の見えるB席も大好きだし、S席20列目付近や2階席でも余裕で楽しめるんですが、前方席でしか味わえないものってあるんだよな……というのを思い出しました。

衣装もお化粧もアクセサリーも、オペラグラスなしで見える。

れこ海、意外と肌がきれいだな……ともしかしたら失礼かもしんないことを思ってました。
退団公演って忙しいから疲れから肌荒れしそうじゃないですか。
全然そんなことないのね、2人とも。
れいこちゃんのドーランの下のほくろをまじまじと見ました。

前方席の特権として、お芝居でまのんちゃんエレノアがこありちゃんシエナに銀橋で「行ってくるわ」とか言ってるの生声で聞こえました。しばらくずっとしゃべってるんですけど、セリフの続きは音楽にかき消されて聞こえず。

大劇場で観たときは休演していた専科のりんきらが復帰。おめでとう。
ユリウスの叔父・ジェームズはムラ代役のヤスも素晴らしかったけど、りんきらはひときわ正塚役者らしいたたずまいでした。
ヤスよりはスケベ感が低くて、相手役のみかこアマラとの距離感もあってか品のある感じがしましたね。

バチカンの守護戦士・セバスチャンも本役に復帰。
ムラ代役のてらがとびぬけた長身の体格に「怖い顔」の説得力がありすぎたので、本役ながらヤスはどうなるかと思いましたが、これはこれでよかった。
ヤスは比較的小柄だから市井にすっとなじみ、日常に潜む怖さがあるんですよね。
運動神経がいいから的確に急所を突いてきそう。
力で圧してくるてらに対し、気づかないうちに始末してそう。

変更点として。
「誰か助けて」「お願いやめて」攫われたあましエイデンの叫びが聞き取りやすくなってました。
音程がついたのかな。

まのんエレノアに「鍛えるわよ」と言うエイデンさん、かっこよすぎ。
次期トップコンビであるちなつ演じるヴィクターと恋愛関係にはないだろうけれど、確かな信頼関係が見えていいですよね。

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