『Eternal Voice 消え残る想い』感想・3

月組公演感想,月組

月組大劇場公演『Eternal Voice 消え残る想い』は大劇場で3回観て、大劇場千秋楽のライブ配信も見ました。これで4回。
あとは東京ですね。

大劇場のみ110期生の初舞台口上があります。
千秋楽の日の口上の3人、みんなきれいでしたね。例年どおり、千秋楽は4席から6席さんが務めていたはず。
今年は組回りがあるようなので皆さま各公演で活躍されますよう。

さて本編。
アデーラちゃん、オープニングは髪上げてるのよねー。これも綺麗。
娘役さんのヘアスタイルのセンスは本当に素敵で、ドレスの着こなしとともに宝塚を観る楽しみのひとつです。

心象風景のように男役たちが踊る場面がありますが、どれも素敵でした。
素敵だけど役としては……ハリーの舞台だなぁ。
がんばれ私の動体視力。

サミュエルうーちゃんの頭身バランスがレベチ。
役はさち花様のご夫君であられるので、そうか、ついにうーちゃんもこういうポジに……!って謎の感動をしますね。

ちなるねがやり合ってるときの、後ろにいるみよっしーヘクターの(あー…うわー…)みたいな表情が良すぎる。
ザ・苦労人というか、日本だけじゃなくてイギリスのお役人でもこういう苦労はあるのか。

ヤス(ジェームズ役。りんきらの代役)の飛び蹴り、なにげにすごい。
大運動会が開催されていたら今回もリレー選手だっただろうか。

みちるエゼキエルとあみちゃんマクシマスの場面は好きすぎる。
エゼキエルはとんでもないキャラすぎて、でも「キャラクター」で終わらせずちゃんと役に血を通わせられるのがすごい。
みちるのセリフのテンポの良さ、それを受けるあみちゃんの上手さが光る。

そしてあましの腹筋もすごいですね。
あましエイデンの高音はなにを歌ってるのか謎だったんですが、ルサンクにはちゃんと歌詞出てたわ。
「エイデンが簡単につかまるわけないんだ」って言われるのは納得。仕事人が似合うし強そうなんだよ(ああ月娘)。

強い月娘というところで、バチカンの守護戦士ハリエット=おはねちゃんもすごくよかった。
ヒロイン系よりこういうののほうがはまると思うんだよなぁ。

夜、長い話を聞いてると眠くなっちゃうぱるのカイ。おいしい。
太陽とともに起きて眠る人なのであろう。
自然に逆らわずに大きくなった感じがある。
カイの棒芝居具合がものすごくマサツカ作品だなぁ……! もちろん演技でしょうとも。

助祭アリスターるおりあ、顔がよすぎてなぜか笑える。

エタボは不思議な話でしたが、りりちゃんとせんりちゃんの歌で底上げされる。
なんかいい話だった感じが出る。
中堅時代のだいもんを思い出す力技ぶりでした。(花組時代の『復活』とかさぁ)

ラストでユリウスとアデーラの2人で前に歩きながら幕が降りるの新鮮。
だいたい後ろに下がってくとか花道から去ってくとかが多いじゃないですか。
これも未来へ進んでる感じがしていい終わり方です。

3